ミテンの本棚 > 体で感じる・心が育つ | ||||||
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![]() 私が最初にこの本を読んだのは、三年前でした。その際、私が書き残した記録を見ると、その本に秘められた本当の価値を理解することができていないようでした。私は、世界的に有名なその分厚い本を手にすることができたということだけで満足していたのでした。 しかし、私は今回、ある意図を持ってその本を手にしました。かつてこの本を読んだ時には、その本に記されている方法を実行すれば、どうして地上最強の商人になれるのかが理解できていませんでしたから、私は自分本位な方法でそれを実行しようとして、結局は投げ出してしまったのでした。あのときから三年が経ち、私は、その本をあらためて手にしました。その本に書かれている「成功への奥義」を取得する方法の真の意味を理解できたからでした。 この三年の間に、私に何があったのか? 私は何をもってしてそれを理解できたのか? ![]() こうして、三年前には「積ん読」になっていた本が、日の目を見るときが来たのでした。人が本を手にするとき、それには好奇心以上の深い意味が込められています。その本が必要になるときがくることを本能的に知っていたからこそ、私はその本を自分の身近に積んでおいたのでした。 ![]() 「今日、私は新しい人生を始める」 これこそ、まさに私が求めていた言葉そのものでした。この言葉を皮切りに、自分が定めたゴールに到達するまで、10巻の巻物に書かれた奥義を習得するべく長い旅に出ることにしたのでした。 このように、同じ本を読んでいても、年齢、経験、性格によってその感じ方が人それぞれであり、同じ人間が同じ本を読んでいる場合でさえ、その読む時期によって、感じ方が大きく変わってくるから、本当に読書というものは奥深いといえます。かつて、コラム「積ん読の進め」(コラムNo.49)でも書いたように、同じ本でも、20代で読んだ時と50代になって読んだ時とでは感じ方が違いますが、それほど長い時を経ることがなくても、読んだときの精神状態によって、感じ方が大きく違ってくる場合があるのだとあらためて感じたのでした。 ![]() ![]() ![]() 早起きをし、朝日を拝み、出会う人と挨拶を交わす。これらの良い習慣は、「早起きは三文の徳」の言葉通り、いくつもの相乗効果を産み出してくれます。そして、1日3回以上、『地上最強の商人』のその日に割り当てられた部分を読む。これらを私のルーチンにするということです。 ※『地上最強の商人』のハードカバー版は、稲盛和夫氏監修、無能唱元氏翻訳で、値段は1万円ほどと高価ですが、成功の原理原則を日常生活の中でどのように生かし、身につけていくかをわかりやすく解説した「第二部 実践編」が付属しています。 同じ原本ですが、『世界最強の商人』というタイトルで、山川紘矢・山川亜希子夫妻の書かれた文庫版もあります。私は、家ではハードカバーの『地上最強の商人』を読んで実践し、外出する時は文庫版『世界最強の商人』を持っていくようにしています。 ![]() |
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2016-02-01 更新 | ||||||
2007
| 12
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著者プロフィール | ||||||
原田 京子(はらだ きょうこ) 1956年宮崎県生まれ 大学院修士課程修了(教育心理学専攻) 【著書】 児童文学 『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店) 『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店) 『アイコはとびたつ』(共著・国土社) 『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート) エッセー 『晴れた日には』(共著・日本文学館) 小説 『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社) 『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社) 『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集) 『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集) *********************** ※ブログのアドレス(※モバイルでは正しく表示されない場合がございます。 ) 「彩木瑠璃の癒しの庭」 http://ameblo.jp/akylulu/ 「彩木瑠璃の心の筋トレ」 http://blog.livedoor.jp/saikiruri/ 「巴里アパルトマン生活を夢見て」 http://blog.goo.ne.jp/saikiruri |
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