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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.47 「今年のテーマは?」
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 新しい年の幕開けです。新年を迎えるたびに思うことは、「ああ、去年もめまぐるしく変化した一年だった」ということです。自分でいうのもおかしいですが、私は毎年、「進化」しています。
 さて、こんなことを書きながら、去年の私のテーマはなんだったのかとふと考えました。自分で自分の設定した一年のテーマが何だったのか? 私はすっかり忘れていたのでした。そこで、去年のコラムの原稿を読み返してみて、本当に驚きました。去年のテーマが「進化」だったからでした。今さらとも思えるそのテーマだったので、私自身、そのテーマすら忘れていたのでしょう。今、あらためて振り返ってみると、その「進化」の内容が、去年の始めに私が考えていたものとは、まったく次元が違うものになっていたのではないか、そう思えてきたのでした。そして、去年一年間の前半と後半。その内容もまた、まったく違っていたのでした。前半が、ひたすら人に会い、文章を書き、自分のステージを広げていった、外界との交流の期間だったとしたら、後半は、ひたすら、本を読み、内面を見つめ、思考をした期間でした。それはいうまでもなく、私にとっての大切な3人の存在の「死」が大きく影響していたことは確かです。ことに、私にとってこの3人は、本当に、静かに、でも、力強く、私のことを見守り、励まし、力づけてくれていた存在でした。人は死してなお、人の心に存在し続けるのだ、ということをあらためて思い知らされたのでした。

 さて、私の今年のテーマは「選択」です。これまで、幾度も選択の岐路に立たされ、そのたびに選択をせまられました。どうしても、選択できないときは、運命に身を任せるしかありませんでしたし、それは良い結果を導くことが多かったように思えます。このテーマの設定には、コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の書いた「選択の科学」という本の内容が大きく影響しています。
 人は、ことあるごとに選択の岐路に立たされます。どちらかを選ぶ、どちらをも選ぶ、そして、どちらも選ばない、どんな選択をするにしても、後悔しないためには、その選択を自分自身ですることが大切だということです。そして、どうしても選べないときは、運命の流れに従うことです。

 2007年に始まったこのコラムも、今年でいよいよ6年目に入ります。今月のコラムは47回を数えます。もともと、子育てのコラムとして書き始めたのですが、回を重ねるごとに、内容が子育ての枠を超えてしまいました。でも、それでいいのだと思っています。なぜなら、このコラムを読んでくださっているのは、子育てをしている「親」という立場にいる大人たちだからです。
 子どもがどのような成長をしていくかは、すべて親である私たちにかかっているような気がします。そう考えると、子育ては、すなわち「親育ち」であると思うのです。つまり、子どもを育てる私たちが親としてちゃんと育っていれば、子どもはちゃんと育ってくれるのだと思うのです。だからこそ、このコラムも、子育て真っ最中のお父さんやお母さんが読んでくださっているのだろうし、私も、そんな親である読者の方たちに向けて、「ああ、このコラムに出会えてよかった」そう思っていただけるような内容にしたいと思っています。
 私はいつもこう考えます。
○体は入れ物であり、そこに「何を入れるか」つまり「どんな人になりたいか」は自分自身で決めることができるということ。
○自分の望むものを引き寄せるためには、じっと待っているだけでなく行動をすること。
 私は、お母さんを見ただけで、その子ども達がどんな育ち方をするのか、理解できるような気がします。「子は親の鏡である」という言葉が示すように・・・。だから、あなたが子ども達にそうであって欲しいと望むならば、あなた自身がそうなることです。そして、それは必ずできることなのです。
「引き寄せの法則」というものがあります。でも、その法則を知っていても、引き寄せたいと思っているものを、なかなか実際には引き寄せられない、そう感じている人が大半ではないかと思います。

 でも、それは当然のことでしょう。望んでいることが、頭に思い描いただけで実現できるなら、何の苦労もいりません。夢や目標を実現している人たちは、必ず、人の見ていないところで努力をしているのです。そして、それが必ず、自分の大好きなことなので、努力することが苦になりません。人から見たら大変に思えることも、少しも大変なことではないのです。そうして努力を続けることができた人だけが、自分の望むものを引き寄せ、夢を実現させることができるのです。
「あなたの見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい」これは、マハトマ・ガンジーの言葉です。誰かがあなたの望むことを実現してくれるのを待つのではなく、あなた自身がその実現する人になればいいのです。私は、やりたいことがたくさんありすぎて、ついあれやこれやと手を出してしまいます。でも、今年は、きちんとした「選択」をして、そのことに集中したいと思っています。
やりたいことはもうわかっているのですから、あとはそのことにピンポイントに集中するだけです。
 今年はどんな年になるかな?ではなく、今年はこんなことを実現したい、そう考えることです。その時点で、あなたは望むものを一歩引き寄せたことになります。次に、それを実現するために何をすべきかを考えること。それによって、さらに一歩引き寄せました。ただ漠然と思っているだけでなく、きちんと行動に移せたら、きっと今年は去年よりも実り多い年になることは間違いありません。

 さて、話は変わりますが、今年の始め、旅先で、ふとすれ違った女性に何かを感じて振り返りました。そのとき、私と同じように振り返ったその女性と視線が合いました。お互いに何かを相手から感じ取ったのだと思います。数日後、ふと訪れた場所で、偶然にもその女性と再会しました。彼女はそこで働いていたのでした。「またお会いできましたね?」と彼女はいいました。「会えるような気がしていました。」と私はいいました。「お話をしてみたいなあ、あのとき、そう思っていたのです。」彼女はいいました。それから、家族との待ち合わせの時間までの30分くらい、私は彼女といろいろな話をしました。彼女と私には共通点が二つありました。どちらも、どこにでもあるような共通点ではありませんでした。「なんだか似たようなものを持っている感じがしました。」と、納得したように彼女はいいました。私たちは、再会の約束をして、ハグをして別れました。
 私はこんな経験をすることがたまにあります。なんだかあまりにもスピリチュアルすぎて、不思議な気がしますが、こんな経験をするたびに、「縁ある人、万里の道を越えて引き合うもの」そんな言葉を思い出します。今年も、たくさんの素晴らしい出会いをしたいと思っています。

2012-01-06 更新
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2007 | 12
著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)

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