アジアの自然の恵み 宮崎から全国へ
近ごろ、私たちは生活の中で、便利だとか安いとかいう事よりも『安全で安心して利用できる』ことに価値をおいてものを選択をする人が増えてきたのではないだろうか、と感じることが多くあります。
巷には、自然派、オーガニック、天然・・・などと名称がついた商品が数多くあるので、自分に合う信頼できる商品に出会いたいと思う方は多くいることでしょう。
このほど宮崎から全国へと天然・オーガニックにこだわった商品を発信していこうと設立された会社があると聞いて、社長にお話をうかがってきました。
「Natural Organics(株式会社ナチュラルオーガニクス)」は昨年秋に設立された会社です。
取り扱う商品は様々で、自然食品、ドリンク、ヘア&ボディーケア、石けん、洗剤などがあります。
「安全・安心を摂る」をコンセプトの中心に据え、自然を敬い自然と共生することで本当の健康的な生活を手に入れられるとの考えを持っています。そこで“自然の中で作られたものを、より自然に近い形で身体に取り入れる”ことができる商品開発に取り組んでいらっしゃいます。
■天然・オーガニックへのこだわり
ナチュラルオーガニクスでは、提携のオーガニック農場にて無農薬栽培された野菜や植物を使い、自然にも身体にも優しい商品を作っています。原料にまで信頼がおけるもの、これは安心・安全な製品を選ぶときには不可欠な要素です。
この提携農場というのが、タイのカオヤイ国立公園カオヤイ山脈の麓にあるハーモニーライフ・オーガニック農園(Harmony Life Organic Farm)です。10年以上にわたり、農薬と化学肥料を一切使用しないオーガニック農法で野菜と果物を栽培している農園です。
有機農をするためには、使う水も厳選せねばなりません。川の水だと上流からの汚染水が混ざってしまうため使用せず、汚染されていないカオヤイ山脈の地下水を使用しています。
信頼の証として、この農園は国際的な有機農の認定、オーガニック先進国であるドイツに本部のある「IFORM(*1)」と、アメリカの「USDA(*2)」を受けています。
また、農園の技術はタイにある某有名日系自動車会社の工場で、排水を浄化する仕組みとしても使われているそうです。環境保護に取り組む大企業にも活用される技術を持つ、と言う意味でもその信頼性がうかがえます。
■オーガニック製品について
社長は、以前より自身の経営する美容室でオーガニックのシャンプーなどを扱っており、その良さは元々感じていたのだそうです。
今回、ナチュラルオーガニクスを立ち上げたのは、提携農場となるハーモニーライフ・オーガニック農園が、より身近なアジアで信頼のおける製品を作っていることを知り「ここにも(よい製品が)あるじゃないか!」と思ったといいます。
やはり、原料、製法にこだわったオーガニックの商品はそれなりの値段となってしまいますが、提携農場を持つことで価格も若干抑えることができたそうです。良いものを長く使っていくには、価格も大切なポイントですね。
おすすめの商品をうかがいました。
★酵素飲料『ファスティニック』 [180ml ¥980(税抜き)]
社長、一押しの商品がこちら。
オーガニック栽培の30種類以上の植物(野菜・穀物・薬草・果物など)を発酵熟成させた健康飲料です。
健康的なダイエットやデトックスを希望している方の、ファスティング(プチ断食)時にもおすすめ。
おいしくて飲みやすい味で、さらに体の調子が良くなると早くも評判だとか。希少なものなので、一度に販売できる数に限りがあるそうです。
★モロヘイヤヌードル [100g ¥220(税抜き)]
オーガニック栽培されたモロヘイヤが練り込まれているヌードルが世界各国のオーガニック食品店で好評を得て、高い人気を誇る商品となっています。
ノンフライの乾燥麺なので、茹でてサラダと一緒にドレッシングで食べたり、普通の麺としてスープと共に食べてもおいしい。
★アロマージュ<オリーブ石けん> [110g ¥1,480〜(税抜き)]
オリーブオイルを主成分とした石けん。
オーガニック栽培で育てられたハーブや野菜・果物を配合しており、天然成分の栄養を壊さないよう、コールドプロセス製法で1ヶ月以上かけてつくられています。
潤いを保ちながら、肌を清潔に守ってくれる石けんです。全11種類で、配合の成分によりそれぞれ異なる効果を持ちます。敏感肌の方にも。
社長の言葉には、どの商品を紹介するにも、自らの目でその生産地と農法を確認し、味わい、使ってみて良さを確信したからこその自信が感じられました。
「これから宮崎から日本全国へオーガニック商品をどんどん広めていきたい」と語っていらっしゃいました。
*2)USDA:United States Department of Agricultureの略称で、米国農務省のこと。オーガニック認定全米統一基準のこと。
株式会社 ナチュラルオーガニクス Natural Organics co.ltd
ホームページ:http://www.naturalorganics.jp
(※携帯電話からは正しく表示されない事があります。)
2010/12/28(火曜日)
コンポストを使って生ごみを減らそう!
こんにちは、ミテン子です。
約1年半前、『レジ袋から環境を考える(*)』というレポートで宮崎市の環境部の方にお話をうかがいました。
今回は更に「他にどんなことができるのだろう?」自分には知らない情報があるかも知れない・・・と、再びお話をうかがってきました!
☆ミテン子:前回お話をうかがってから、ごみや環境についての意識が上がりました。それ以来、マイバックをもって買い物に行くのが習慣になってきています。そして今は、ごみを減らすために更にどんなことができるだろう?と考えているところです。
★環境部担当者:それはいいことですね。ごみを減らす為には、ごみになるようなものを持たないようにして、できるだけごみを出さないようにすることが大切です。
☆ミテン子:不要なものは買わないようにしたり、エコバックを持参してレジ袋をもらわないようにしています。でも、毎日の生活の中でどうしてもごみが出てしまいます。物を大切に使うよう心掛けてはいますが・・・。
★担当者:なかなか難しい問題ですよね。実は現在、宮崎市からでる家庭ごみの半分は燃やせるごみなんです。更にそのうちの約半分は生ごみだといわれています。ここをどう減らしていくかがポイントだと私たちは考えています。
☆ミテン子:食事の前後に絶対にでてしまう生ごみ。これをなるべく減らすと良いのですね!
★担当者:まずは「食べ残しをしない」とか、「必要な分だけ調理する」という所から始めていただける取り組みです。
☆ミテン子:はい、出されたものは残さず食べています!!(笑)
★担当者:それでも調理のときに、生ごみが出ると思います。宮崎市では生ごみを有効に処理できるコンポストの支給や電動生ごみ処理機の購入費補助を行っています。
☆ミテン子:コンポスト?電動生ごみ処理機?聞いたことのある言葉ですが、どんな物なのかよく知りません。教えてもらえますか?
★担当者:もちろんです!ではまずコンポストから・・・。
■コンポストとは
コンポストとは、土の中の微生物等の発酵や分解の働きにより生ごみを堆肥にする容器のことです。EM菌という発酵剤を足して使うこともあります。
写真のように、大きなポリバケツをひっくり返したようなものが、庭や畑に置いてあるのを見かけた事がある人もいるのではないでしょうか?右側の物のように屋内型の小さいサイズもあるんですよ。
<使用方法>
屋外タイプの例・・・土に50cmほど穴を掘り、その上にコンポストを設置し、水切りした生ごみを入れます。時々土や枯れ葉、発酵剤などを入れて水分調整を行います。これを繰返して穴がいっぱいになったら容器を抜いて土をかぶせ、2ヶ月程置くと堆肥になります。その後コンポストは別の場所に設置して繰返し使います。
【コンポスト(屋外型)の利用者 山崎町在住のAさん(30代女性)の声】
今年コンポストの利用を始めて、生ごみをほとんど自宅で処理するようになったので、燃やせるごみがかなり少なくなりました。それでごみ袋の使用枚数も減ったのでとても助かっています。また、できた肥料を使って、これから自宅に木を植えたり、家庭菜園にも挑戦したいと思っています。
■電動生ごみ処理機とは
主に、乾燥式とバイオ式のタイプなどがあります。
乾燥式は、高温で生ごみを乾燥させるので量(かさ)が減ります。土に返せば堆肥として使えます。
バイオ式では、微生物の分解活動が活発な温度で分解を早め、微生物に分解された堆肥ができます。
処理後はごみの量が減ると同時に臭いもなくなり、肥料として使用出来るほか「燃やせるごみ」として出すこともできます。
<使用方法>
(1)生ごみの水を切って機械に投入する。
(2)ふたをしめてスタートボタンを押す。
(3)容器がいっぱいになるまで次の生ごみを入れてOK。
※バイオ式は、処理機に微生物の入った基材を定期的に入れ替える必要があります。
【電動生ごみ処理機の利用者 花山手在住のYさん(40代女性)の声】
3年前に市の補助制度を利用し、乾燥式の処理機を購入しました。処理後の生ごみは、約3分の1の量になり、カラカラに乾いて臭いもほとんどありません。夏場でも衛生的に生ごみを処分することができ、かさが減ることでごみの減量にも繋がっています。もちろん、ごみ収集のないお正月にも大活躍してますよ。
☆ミテン子:なるほど。自分の住まいの環境や(庭や畑があるか、どこに設置するか)、用途(ごみを出す量や回数が減ればいいのかなど)を考えて選べばいいのですね。
★担当者:そうですね。申請手続き等詳しくは市のホームページに掲載していますのでご覧ください。(※リンクをクリックしてください。パソコンからのみご覧いただけます。)
☆ミテン子:自分の家で出たごみを有効的に再利用できるのは嬉しいことです。それを支給または購入補助してもらえるのはありがたい制度だと思います。コンポストでできた肥料を使って家庭菜園とは楽しみも増えそうです♪
★担当者:コンポストで作られた堆肥を使って野菜や花を上手に育てている方は沢山いらっしゃいますよ。自分で育てた花や野菜の収穫はまた格別ですよね。
☆ミテン子:こういったコンポストの取り組みは以前からやっているのですか?
★担当者:コンポストの支給は平成3年度より始まり、電動生ごみ処理機の購入補助は平成9年度から行っています。これまでに、コンポストは屋外型を約19,000台、屋内型を約5,600台支給しており、電動生ごみ処理機は約3,600件の購入補助を行っています。
実は、この数年で宮崎市のごみの量は少しずつ減ってきてはいるんです。コンポストや環境に対する考えが広がってきているのであれば嬉しいですね。
しかし、現状としてはまだまだ改善の余地があります。平成20年度の宮崎市全体の一日に排出されるごみ量は390トン(一人当り1,058グラム)、一年間に排出されるごみ量は142,392トンにもなります。
1日当りのごみの処理費用は1,077万円かかるので、年間39億3,300万円もかかっていることになるんですよ!なんと小学校を2.5校分建設できる位のお金になっていることになります。
☆ミテン子:わたしたちの税金からごみ処理費が支払われていることを考えると、ごみ減量の取り組みにも俄然やる気がでてきますね!減らせる支出は減らして、その分を有効に使ったほうがいいですよね!!
私もコンポストの設置を検討してみます。今日は環境に優しく、私たちのお財布にも優しいお得なお話をありがとうございました。
コンポストや電動生ごみ処理機を使うには、生ごみの水を切ったりと少しだけ手は掛かりますが、生成された堆肥は栄養分がいっぱいです。これを肥料に作った野菜は、味もさることながら丈夫で長持ちするそうです。最近では、アパートやマンション暮らしの方でも、電動生ごみ処理機などを活用している方も多いそうですよ。
興味を持たれた方は、一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか?
【今回お話をうかがったのは・・・】+++++++
◆宮崎市 環境部 環境業務課
◆電話:0985-21-1762
◆詳しくは市のホームページをご覧ください。
(パソコンからのみご覧いただけます。)
+++++++++++++++++++++
(*)昨年のレポート『レジ袋から環境を考える』はこちらからご覧いただけます。
■宮崎市以外の市町村でも同様の補助事業を行っていることがありますので、お住まいの役所や役場へおたずね下さい。
2009/10/23(金曜日)
みやざきエコの会の取り組み
mitenプラスでは、これまでにもエコに関するレポートをいくつかお送りしていますが、今回は、以前ご紹介した「みやざきレジ袋検討会議」にも参加している「NPO法人みやざきエコの会」の取り組みを取材してきました!
エコの会とはどんな組織?どういう活動をしているのでしょうか?
みやざきエコの会の理事長である詠田トキ子さんにお話をうかがいました。
[◆みやざきエコの会とは?]
ミテン子:はじめに、みやざきエコの会の設立のきっかけを教えていただいてもよろしいですか?
詠田さん:「NPO法人みやざきエコの会」は平成20年4月に設立され、現在約60名が
参加しています。このNPO法人の前身として「みやざきエコ会議」という団体がありました。
「みやざきエコ会議」は、宮崎市のゴミ問題海外研修派遣事業によりドイツで研修を受けた第1期生によって平成15年8月に設立されたもので、その後第2期〜5期の海外研修参加者も順次加わり現在に至っています。
ミテン子:どのような活動をされているのですか?
詠田さん:まず、平成15年10月に生目の杜運動公園で行われた第19回フリーマーケットにエコ会議としてブースを出し、レジ袋削減の為の”レジ袋アンケート”をとりました。そこでは、ドイツの写真も展示して、そこから様々な活動が始まりました。その後も、”レジ袋アンケート”はずっととっているんですよ。
そして、会の参加人数が増えてきた頃に部制にしようという事になり、ごみ減量部会や広報部会など、5つの部会を作りました。それぞれにリーダーを決めて、分担して活動に取り組む形にしました。
エコの会の活動としては委託事業というものが多く、宮崎市の環境フォーラムや環境フェアの開催等を行って来ました。また市の事業に対してのお手伝いとして「こどもごみ会議」にも参加しています。
ミテン子:一般の方向けの活動もそうですが、子ども達に対する啓発活動は大切なことですね。
詠田さん:そうですね。こどもごみ会議は、市内の各学校の代表者が集まってごみに関する意見を発表したり、牛乳パックやペットボトルで工作をしたりしてごみについて考えるよい機会になっています。参加した子ども達の発表を聞くと質の高さと内容の濃さに感心しますよ。
ミテン子:彼らはこれからを担う世代ですからね。
もしかすると私よりも子ども達の方がエコに対する意識は高かったりするのかも知れませんね。
●環境フェアでの活動の様子。(左:廃食用油キャンドル作り/右:チラシで折る実用品)
[◆レジ袋について]
ミテン子:さて、みやざきエコの会は、みやざきレジ袋検討会議にも参加されていますが、今後レジ袋についての取り組みはどうなっていくべきだと思われますか?
詠田さん:これまでのレジ袋のアンケート結果も踏まえてなんですが、個人的には、「レジ袋は有料化すべきでは?」と思っています。
これまでの活動を通して、人の意識を変えることの難しさというのを痛感しています。だからもう、ある程度規制してレジ袋の削減を進めていくべきではないかと感じています。
今、レジ袋は、1人につき年間300枚くらい使っています。その為に使われる石油(※)は、1年間で6リットルもあるんですよ。(※レジ袋の原料、作るためのエネルギー、輸送や処理にかかる石油を全て含めて。)
●写真は日本人1人が1年に使うレジ袋および容器別金額の展示。宮崎市環境フェアにて。
ミテン子:一人当たり、そんなに使っているんですね!!
詠田さん:「レジ袋をもらっちゃいかん!」って事ではなくて、買い物に行く5回のうち3回は自分の袋を持っていくとか、そういった形でも良いと思うんです。そういう点からも、レジ袋を有料化したらみんなの意識が変わってくるのではないかと思っています。
私がいつも思っているのは、「受益者負担」っていう事です。利益を受ける人が負担をするという事。これは、色々な意味で基本となる考え方だと思うんです。レジ袋をもらう人ともらわない人がいるのに、処理費用はみんなの税金でまかなわれている。この事を考えても、レジ袋の有料化は良い案だろうと思っています。
ミテン子:たしかに、受益者負担という考え方は公平な考え方かもしれませんね。
詠田さん:みやざきレジ袋検討会議としては、現在は一人ひとりの意識改革から始めていますが、全国的には啓発の段階を終えてこれからは『実践あるのみ』という段階に入ってきていると感じています。
ミテン子:意識付けも大事だけど、これからは、実際に行動に移していく時期に入ったという事ですね。全国的な流れがそうなってくると、いよいよ自分達の生活を本腰を入れて変えていく必要がありそうですね。レジ袋の持参が私たちの生活に溶け込んでいくといいですね。
[◆これからについて]
詠田さん:名刺にも書いてありますが、私は、「環境省の3R推進マイスター」なんです。宮崎県内には1人しかいないんですよ。
何をするかというと、
◎3つのR
Reduce(リデュース)・・・減らすこと。
Reuse(リユース)・・・何回も繰り返し使うこと。
Recycle(リサイクル)・・・ごみの再資源化。
を推進していくんです。
そういう役割も担わせていただいているので、レジ袋の削減にもちゃんと取り組んでいきたいなと思っています。
(●写真は詠田さんの名刺の表裏。ポスターなどの綺麗な厚紙を再利用して作られていました。)
ミテン子:私も最近になってマイバッグを持ち始めたりしていますが、社会の意識が変わってきているなと感じることはありますか?
詠田さん:やっぱり、変わってきてますよ!メディアも社会も変わったと感じます。
社会の中で環境というのが、ものすごく注目されてきましたよね。行政の取り組みもずいぶん変化しましたね。
ミテン子:エコの会の会員の方々はどうですか?
詠田さん:エコの会の皆さんには周りの人たちに伝えていく役割を担って欲しいと思っています。
県には環境保全アドバイザーという制度があり、要請があった場所に出向いて環境についての講演を行ったり、研修をしたりしています。
エコの会のメンバーにもそういう役目を担ってもらえるといいと願っています。
ミテン子:エコの会の方は、環境アドバイザーとしての活動もされているんですね。
詠田さん:一部は環境問題に関する専門家として、県から派遣されたりもしています。
幼稚園や学校にいったり、公民館にいったりですね。最近は事業所からの依頼も増えています。
ミテン子:やはり、時代と共に企業も変わってきているんですか。
詠田さん:そうですね。社会貢献として、環境問題にも取り組んでいかなくては、という意識があるんでしょうね。
ミテン子:詠田さんもドイツに視察に行かれたそうですが、見習いたい点などありましたか?やはり、日本よりも環境に対する意識は高いのでしょうか?
詠田さん:意識が高いというか、高くならざるを得ないという方が正しいかな。
というのも、プラスチック類なんかのゴミを出すのが有料なんです。ポリ容器一杯で、2万円くらい払わなければいけないんです。これが受益者負担ですね。
使い捨てのものを使ったから、処理の費用は出しましょう、という考え方です。ペットボトルなんかも、使い捨ては出回っていなくて、代わりに、硬くてリユースできる物しか出回っていません。日本でも、そうするべきだと思いました。
これから先の子供達の事を考えたら、多少の規制はかけるべきだろうって、私は思います。
ミテン子:今の子供たちと、これから生まれてくる子たちの事を考えるとそういう考えになってきますね。
詠田さん:50年先にね、自分はもうこの世にいないだろうけれど、でも「自分につながるもの」はいるでしょう?子だったり、孫だったり・・・。その子達が、どういう物を食べて、どういうところで生きるのかっていうのを考えると、やっぱり今の自分たちの生活を見直して、減らせるものは減らす、やめるものはやめるっていう形にしていくのが良いのかなと思います。
ミテン子:未来を生きる私達の子や孫の事を考えると、具体的に「何かしなきゃ!」と思えますね。
私たちの身近に、こうやって環境について自ら率先して色々な取り組みをしている方がいる事を知ると、自分もできることから始めて続けていこうと思えました。
詠田さん、今日はお忙しい中時間を作っていただき、ありがとうございました。
このインタビューの後、詠田さんは早速次の活動へ出掛けられました。
みやざきエコの会(前身のエコ会議を含め)の活動は8年目だそうですが、詠田さん自身は18年前から宮崎県環境情報センターにおいて環境の啓発の仕事をしながら団体の活動にも取り組んで来られているのだそうです。最近ではそれらの活動が色々なネットワークとなって広がっていることも嬉しいとおっしゃっていました。現在は宮崎県より宮崎県環境情報センターの運営を受託されています。
環境への取り組みといっても、一言では表せないほど大きな分野ですよね。
それをまずは、身近なものから取り組み、良いものを取り入れて、不要なものは生活の中から取り去る。実際のところはそんな活動の積み重ねが重要なんだろうなと感じました。
詠田さんの話にあった、「自分につながる未来を生きる人の為に」という言葉、考え方がとても印象に残りました。少しでも環境について配慮しようと思う気持ちがあれば、是非、できることでいいから、その活動を続けて欲しいともおっしゃっていました。
私も未来を生きる人のために、今のこの美しい地球の景色をみてもらいたいなって思います。
そんな私としてできる事は・・・まずはエコバッグ持参、それからゴミを減らす意識を持って生活すること、この辺りを続けていきたいと思いました。
みなさんも身近なレジ袋やゴミの問題をもう一度考えてみませんか?
☆今回お話しをうかがったのは、
NPO法人 みやざきエコの会(宮崎県環境情報センター)
◆TEL&FAX :0985-29-6622
(宮崎県環境情報センター TEL:0985-23-0322 / FAX:0985-26-4720)
◆HP:http://www.econokai.com/
(PCからのみご覧いただけます。)
◎–みやざきレジ袋検討会議からのお知らせ——————————————◎
mitenプラスでも募集告知を行ったレジ袋削減
イメージキャラクターが決定しました!
最優秀賞に決まったのはコチラ!
愛称は『エコガルー』です。よろしくね♪
イメージキャラクターは「レジ袋削減」普及啓発のため
市が製作するエコバッグ、ちらし等に活用いたします。
その他の優秀賞、佳作の作品発表などは、宮崎市の>HPよりご覧いただけます。(PCからのみ)
◎——————————————————————————–◎
2009/10/6(火曜日)
環境や福祉に配慮した「南宮崎支店」オープン!
最近、’エコ’や’環境’というキーワードをテレビなどでよく耳にします。
宮崎県内でも、様々な人や団体、企業がエコ活動を積極的に取り組んでいますが、今回は環境と福祉に配慮した新しい形の銀行が最近オープンしたとのことで、宮崎銀行さんの新しくオープンした「南宮崎支店」にスタッフが行ってまいりました。
Q1.まずは、’南宮崎支店’に関して教えてください!
→南宮崎支店は、平成20年5月にオープンした「本店別館」に続き、屋上に’太陽光発電(ソーラーパネル)’を設置し、自然エネルギーを有効活用しております。
太陽光発電により、1年間でCO2削減効果は4.1t(東京ドーム約3杯分)を見込んでおります。
また、南宮崎支店の入り口に設置しているディスプレイにて、太陽光発電の現在の発電状況やシステムの仕組みなどを表示しておりますので、ぜひご確認ください。
Q2.なるほど〜、実際にはどこにソーラーパネルがあるんですか?
→南宮崎支店は屋上に太陽光パネルをつけ、店舗で利用する電力の一部を太陽エネルギーでまかなっています。
Q3.ありがとうございます。太陽光発電以外にもどのような環境取り組みをされていますか?
→太陽光発電以外にも、支店内にはリサイクル可能な廃材を利用したカウンターなど
環境に配慮した取り組みを実施しております。
Q4.最先端を走っている’ニュータイプの銀行’・・な感じがしますね〜。
ちなみに、南宮崎支店では環境取り組み以外にも、いろんな方に配慮した作りになっていると聞いたのですが・・
→環境取り組み以外にも、福祉に配慮した最新鋭の設備を整えております。
例えば、車イスを利用されているお客様でも窓口、ATM、トイレなどがご利用いただけるように店内は完全バリアフリーを導入しております。
南宮崎支店に来ていただいたお客様に「満足感」と「感動」を与えられる店づくりを今後も目指してまいります。
Q5.なるほど!まさに’環境や福祉に配慮した「南宮崎支店」’ですね。
それでは最後に県民の方へ向けてメッセージをお願いします!
→南宮崎支店に続き’環境’と’福祉’に配慮した店舗を、平成22年秋には「祇園町支店(延岡市)」、「鹿児島営業部(鹿児島市)」に新築予定です。
今後も、これまで以上に地域金融機関として、金融(本業)を通じて、地球温暖化防止などの様々な活動に全行をあげて取り組んでまいります。
有難うございました。今回、ご協力いただきました南宮崎支店と企業情報です。
☆今回取材した南宮崎支店情報☆
【会社】宮崎銀行 南宮崎支店
【電話】0985−51−1421
【住所】宮崎市大字恒久字今井手907−7
☆企業情報☆
【会社】株式会社宮崎銀行 経営企画部
【電話】0985-32-8213
【住所】宮崎県宮崎市橘通東四丁目3番5号
【HP】http://www.miyagin.co.jp/
2009/8/17(月曜日)
MRT環境賞 表彰式へ行ってきました!
8月8日(土)、MRTmiccで行われた
「キープみやざきビューティフル MRT環境賞表彰式」
へ行ってきました。
今年で18年目になるMRTの「キープみやざきビューティフル」キャンペーン。
これはMRTが私たちの郷土宮崎の環境保全を推進する目的で県民・企業・団体・行政の方々とはじめたものです。そして21世紀に入ってからも環境保全の重要性の更なる高まりを受け、活動のひとつとして「MRT環境賞」を創設し、今年で8回目となります。
今年からは、ここに「みんなのエコ宣言部門」が加わりました。mitenでは、今年の1月から6月までmiten会員の皆さまよりこの新部門への投稿を募集し、約100件のご応募がありました。たくさんのご応募をありがとうございました!今回はこの中から5名の方々が見事入賞されました。受賞したみなさん、おめでとうございます!!
受賞者を代表して「kazu1129」さんが表彰式に出席し、さらには同じ日にMRTで放送された特別番組にも出演されましたよ♪
それでは早速、表彰式の模様からレポートいたします!
◆MRT環境賞表彰式 ─────────────────────────────────
MRTmicc内のホールで行われた表彰式では、既存4部門で優秀賞を受賞された団体への表彰と、われらがmitenより!入賞代表の「kazu1129」さんへ表彰が行われました。
【受賞者・団体のご紹介】
◎個人部門< 優秀賞>「郷田 美紀子」様
◎団体部門< 優秀賞>「水を守る森をのこそうかい」様
◎事業部門< 優秀賞>「旭化成延岡支社」様
◎教育部門< 優秀賞>「延岡市立三川内中学校」様
◎みんなのECO宣言< 入賞>「kazu1129」様
★この中から『環境大賞』には「水を守る森をのこそうかい」様が選ばれました!
※受賞理由や活動内容などについては、MRTのHPをご覧下さい。
それぞれの受賞者に表彰状と記念品が手渡され、受賞の感想を述べておられました。
一番最初に表彰状を受け取った「みんなのエコ宣言」部門入賞者代表のkazu1129さんとお母様は、庭の畑にある残飯を蓋付きのポリバケツ(コンポスト)にいれて、土に返すという取り組みをされています。
受賞の感想を聞かれたkazu1129さんは「母が長年生活の一部として取り組んできたことで今回の賞がもらえて、嬉しく思います」と答えていました。
皆さんの活動内容はそれぞれですが、感想を聞いて、どの方も子供達や他の人のために環境を守っていこうという思いをもって活動されていることを感じました。取り組み方も様々で困難もあるかもしれませんが、無理して活動するというよりは、未来を想い・楽しみながら活動をしている印象を強く受けました。
最後に審議会代表の方からのお話では、ひとつひとつ環境の輪が広がっていくことを嬉しく感じている反面、地球環境の変化を異常気象からも感じ始めてきているので、もっともっと環境についての活動を広げて行かなくてはいけないということをおっしゃっていました。
個人レベルでも、グループででも取り組めることはあるはず。今回受賞された方の取り組みをみて、自分にできることは何かなぁと考えてみたミテン子でした。
◆引き続き、環境スペシャル(特別番組)へ! ───────────────────────
受賞者の皆さんは、表彰式の後は生放送の特別番組「2009 アッパレ!miyazaki!環境スペシャル」にそのまま出演とのこと。せっかくなので、放送前の休憩時間にmiten代表のkazu1129さんにお話をうかがいました!
ミテン子「こんにちは。この度はエコ宣言部門入賞おめでとうございます。」
kazu1129さん「ありがとうございます」
ミテン子「早速ですが、kazu1129さんのエコ活動について教えてください」
kazu1129さん「私が高校生位の頃から、母が庭の畑にコンポストを置き、残飯を肥料に変えています。今でもう12、3年目になります。」
ミテン子「すごいですね〜!!そんなに長い間ずっと続けているんですね」
kazu1129さん「はい。母にとっては苦ではないようで、もう生活の一部になっています。」
ミテン子「なるほど。どのようなきっかけでその活動を始めたのでしょうか?」
kazu1129さん「母が誰かから聞いてきたのでしょうけど、エコというよりは残飯のゴミがでないし、養分の豊富な土ができるといういいことの方に目が向いたのではないでしょうか(笑)」
ミテン子「そうですか。自分にとってもいいことがあると、やりがいもありますもんね。」
kazu1129さん「この野菜はその土を使った畑でできたものなんですよ」
といってkazu1129さんがみせてくださったのは、大きくて色鮮やかな野菜達でした!きゅうり、茄子、ゴーヤ、トマト(黄色!)、オクラ(紫!)どれもしっかりと色づいて、自然の中ですくすくと育ったことを感じさせます。
この他、kazu1129さんは雨水を花木の水やりに使ったりもしているそうです。無理なくできる活動のようでも、始めるまではなかなか腰が重いもの。活動を続けて生活行動の一部になってしまえばそれが当たり前のこととして定着するのでしょうね。
これからも、お母様やお子様と一緒に楽しみながらエコ活動の輪を広げていってください。kazu1129さんありがとうございました。
kazu1129さんも「環境スペシャル」に出演されましたよ〜!
先ほど見せて頂いた、おいしそうなお野菜と一緒に♪
出演者の皆さんも、長年の取り組みと元気な野菜に驚いていました!
▼今回のレポートを通してミテン子が感じたこと。
それは、環境を思いやって行動することは、この地球環境の中で生きている私達にとって、やらねばならないことなんだということです。
エコ活動というのは、多くのものがすぐに効果を実感できるものではないので、活動を長く続けるということには難しい面があります。だからといって、私達のずっと前の世代から受け継がれてきたこの自然を簡単に壊してはいけないですよね。どんな小さなことからでも、何もやらないよりは何かやった方がいい。そしてそれがいつしか大きな輪となってこの自然がずっと後の世代になっても美しく在り続けられるように、願うだけでなく意識して行動していこうと思いました。
ちなみにミテン子は今はエコバッグ、マイボトル、ゴミの分別、古布の再利用、こまめに電気を消す・・・などできることから少しずつやり始めていますよ!
mitenの投稿していただいた多くの方の「みんなのエコ宣言」も参考になりますね!ぜひご覧になって皆さんもできることから始めてみてはいかがでしょうか。
(モバイルの方はTOPページの「特集」からご覧ください。)
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