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宮崎、歴史こぼれ話
科学技術の発展を別にすれば、武士や庶民の生き方考え方などは現代と同じ。民俗的視点から学校の歴史学習では習わない当時の人々の生活を紹介します。
 
No.143 日向の刀工田中国広
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会会長 )
 新刀の祖と言われる田中国広は、現在の宮崎県綾町に生れた。祖は肥後国人吉(熊本県人吉市)で、祖父実忠のとき日向国綾に来て古屋に居住した。田中家は祖父実忠、父国昌と二代続く刀鍛冶で、父は旅泊の銘で鍛刀している。幼いときから鍛刀に親しみ日州古屋藤原国広と自らの作刀に刻銘した。

 その頃日向国を支配していたのは都於郡伊東氏、国広はその家臣であったが、天正5年(1577)伊東家が没落、豊後へ逃亡のとき国広も同行しするが諸国を流浪し、越後上杉氏に兵隊長として仕え、関東管領となった上杉氏が小田原の北条氏を責めたとき従軍して功をたてた。

 天正年間(1573〜92)羽柴秀長に従って上洛し鍛刀にはげむ中、正親町(おおぎまち)天皇に作刀を献上して信濃守を賜る。文禄の役(1592)で石田三成に従って朝鮮に渡り、釜山でも鍛刀したと伝える。

 天正15年(1587)伊東祐兵が飫肥に封せられると、再び家臣として仕え鍛刀に従事するが、祐兵は京都に移住し、晩年堀川に住し専ら鍛刀に専念した。
 国広の一族からは、祖父実忠、父国昌(旅泊)、さらに一門に国安、国政、正弘、国貞ら名刀工を輩出している。

 慶長18年(1613)の作刀が最後、翌年没した。嫡子なし。

 最も有名な国広作刀に「敝笠(やぶれがさ)」がある。水モタマラヌということだそうだ。
「日州古屋住國廣作 天正十四年八月日」銘の脇差は国の重要文化財に指定されている。

※刀は古刀、新刀、新新刀と分けられる。新刀とは慶長(1596〜1615)以後に製作された刀。古刀とは古い刀剣、特に慶長以前に製作された刀剣。新新刀は江戸後期、刀工の水心子正秀が提唱して作り始めた古刀の鍛法による復古刀。

参考資料『日向地誌』、『綾郷土誌』綾町、「鍛刀師國廣之史蹟地」碑銘、「刀匠国広顕彰碑」碑銘
2021-10-26 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと) 
昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、
平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。
現在、宮崎民俗学会会長
(県)みやざきの神楽魅力発信委員会副委員長、(県)伝統工芸品専門委員、
高鍋神楽記録作成調査委員(参与)、日南市文化財審議会委員

【著書】
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
『近世日向の修験道』(鉱脈社)、
『比木神楽』(鉱脈社)、
他に『鵜戸まいりの道』
『飫肥街道』(鉱脈社)

【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史』
『北浦町史』
『日向市史』
『みやざきの神楽ガイド』
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