宮崎みんなのポータルサイト miten !でグルメ・イベント等の生活情報をチェック!
働いてミテン
ユーザー名:
パスワード:
トップ | 無料会員FAQ | サイトマップ | リンク集 |
すべて 食べる
遊ぶ 買う
キレイ 暮らす
健康 医療・福祉
でかけてmiten
買ってミテン
働いてミテン
ミテンの本棚  >  宮崎、歴史こぼれ話

宮崎、歴史こぼれ話
科学技術の発展を別にすれば、武士や庶民の生き方考え方などは現代と同じ。民俗的視点から学校の歴史学習では習わない当時の人々の生活を紹介します。
 
No.45 上使(巡見使)日向国入り
前 田 博 仁 ( 宮崎県民俗学会副会長 )
 薩摩領都城の『庄内地理志』に巡見使応接についての記録がある。
 宝永7年(1710)8月25日、上使小田切靱負と土屋数馬、長井監物が、享保2年(1717)8月5日には上使妻木平四郎と大島采女、小倉仲右衛門、延享3年(1747)8月13日に上使徳永平兵衛と小笠原内匠、宝暦11年(1761)7月20日には上使青山七右衛門と花房兵右衛門などが、都城から境目番所のある寺柱(三股町)に来て宿泊、翌朝六つ半(7時頃)出立、藩境峠手前中ノ峠茶屋で休憩した。茶屋では薄茶・烟草・菓子・吸物・取肴・焼酎が出され、供の者にも昼食の提供があった。
 都城寺柱から飫肥藩へ入るがここの対応は不明。

 宝永7年の巡見使による佐土原巡見についてその対応が記録されている。
 同年1月29日郡奉行・普請奉行らは、藩境新名爪(宮崎市)が宿泊地となることから上使宿見分に出向き、2月朔日には上使方御用2人が任命され、同月4日には上使方役人らが協議している。
 2月15日には宗藩鹿児島へ上使御仮屋見分に1人を派遣、同22日には上使が通行する領内の道、橋の点検をし、3月朔日には新名爪の上使御仮屋が大方出来たことから、上使方主取伊集院三右衛門らが見分に行った。
 3月18日には上使に出す食事について飫肥、高鍋、延岡の日向各藩それに鹿児島へ聞合に派遣する。23日には上使巡見について鹿児島家老へ飛脚を送り、25日には飫肥、高鍋、延岡の家老から上使御馳走に付いて飛脚が来ている。
 4月8日鹿児島家老へ上使御馳走聞合のため、同12日には高鍋、延岡、飫肥へ上使御馳走聞合のため役人を遣わした。同23日には上使巡見につき領内寺院、神社十数か所で祈祷を行う。
 5月10日上使巡見付役の発令、6月6日は新名爪上使御仮屋見分を郡奉行・普請奉行が行っている。同12日、高鍋藩家老から佐土原藩家老へ御馳走の委細書が飛脚で届く。7月7日上使新名爪到着時の応接諸役が任命され、8月朔日には上使御用として鹿児島へ使者を派遣、同7日には上使巡見について番頭以上が願分を差し上げた。同14日には上使の付け廻り役を任命、同17日には16日上使が鹿児島に到着した旨連絡があった。同26日飫肥領山仮屋へ付け廻り役を派遣、同27日上使が26日飫肥領内に入ったこと、28日には上使が翌日中村(宮崎市)に止宿の筈と飫肥藩家老から飛札が届いた。この事から新名爪到着は8月朔日の予定と各係に触れがあった。これ以後の記録なし。
 佐土原藩は半年も前から準備しているが、聊かの落ち度も無いよう特別に気を配った様子が窺える。

 延享3年(1747)8月13日の上使に徳永平兵衛と小笠原内匠の名前だけで、もう一人の名が記載されていないが、この人物は夏目藤右衛門といい、病気の為薩摩小路という所で滞留と高鍋藩は記録している。

 参考資料
『庄内地理志』都城市、
『宮崎県史料、第七巻佐土原藩嶋津家日記(三)』宮崎県立図書館、『宮崎県史料、第二巻高鍋藩拾遺本藩実録』宮崎県立図書館
2013-08-20 更新
2024 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05
2023 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2022 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10
2021 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2020 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2019 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 11 | 12
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2017 | 01 | 02 | 03 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2016 | 01 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 12
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12
著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと)
1942年宮崎市生まれ 宮崎大学学芸学部卒 県内小学校、宮崎県総合博物館、県文化課、県立図書館、宮崎市生目台西小学校校長等歴任、定年退職後きよたけ歴史館館長
現在、宮崎県民俗学会副会長、清武町史執筆員、県伝統工芸審議会委員

【著書】
『鵜戸まいりの道』(私家版)
『歩く感じる江戸時代 飫肥街道』(鉱脈社)
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史 民俗編』
『北浦町史』
『日向市史』
『角川日本地名大辞典 宮崎県』(角川書店)
『郷土歴史大事典 宮崎県の地名』(平凡社)
(1) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 » 
PopnupBlog 3.0 Denali-1225 created by Bluemoon inc.  
e87.com(株式会社千趣会イイハナ)
富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART