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宮崎、歴史こぼれ話
科学技術の発展を別にすれば、武士や庶民の生き方考え方などは現代と同じ。民俗的視点から学校の歴史学習では習わない当時の人々の生活を紹介します。
 
No.14 旅途中の行倒れ(1)村継
前 田 博 仁 ( 宮崎県民俗学会副会長 )
 天保12年(1841)、佐土原藩上田島(旧佐土原町)で肥後国(熊本県)の者が行倒れた記録が佐土原藩文書にある。

 1月12日、肥後国上益城郡下名連村(山都町か)の夫婦と思われる男女が、諸国神仏順拝の旅に出ていた。二人は宇平とまさと言い、まさが日州那珂郡山崎村(宮崎市)で病気になり村継で塩路村(宮崎市)から送ってきたが上田島で死んでしまった。役所は検者を送り見分したが病死に間違いないという判定であった。宇平からまさをこの地に埋葬して欲しいとの申し出がありそのように取り計らった。宇平は早速村継で高鍋領三納代へ継ぎ送りした(『宮崎県史料第八巻佐土原藩嶋津家日記四』)というものである。

 山崎、塩路、上田島は江戸時代いずれも佐土原藩で足どりが南から北へ向かっている。山崎より南は幕府領で新別府辺りを通って佐土原領内へと入ってきたのであろう。神仏巡拝が目的であるので鵜戸神宮や青島神社などの巡拝し、幕府領の江田神社(延喜式内社)の参拝を済ませたことが推察できる。

 江戸時代、旅人の行倒れがあると、そこの村では竹で輿(こし)を作って寝かせ村人が担いで村境まで送る、次の村は引き継いで次の村へ運ぶというシステムが出来ていた。それを村継(むらつぎ)といい全国的な仕来りであった。

 同14年(1843)9月20日、飫肥藩清武の金助の妻さとが、諸国大社参詣の途中豊後国玖珠郡恵良村(大分県)で病気になり、村継で高鍋領三納代(新富町)から継ぎ送りしてきたと、富田村(新富町)庄屋から申し出があったので、継立状を検査しいつものように継立てするよう村役に申した(『宮崎県史料第八巻佐土原藩嶋津家日記四』)という文書がある。

 佐土原藩の隣高鍋藩三納代から村継で、飫肥領清武の夫婦を送って来たというもの。佐土原から清武へは通常半日の距離であり、金助とさとは自宅へ帰り着いたと思われる。
2011-07-12 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと)
1942年宮崎市生まれ 宮崎大学学芸学部卒 県内小学校、宮崎県総合博物館、県文化課、県立図書館、宮崎市生目台西小学校校長等歴任、定年退職後きよたけ歴史館館長
現在、宮崎県民俗学会副会長、清武町史執筆員

【著書】
『鵜戸まいりの道』(私家版)
『歩く感じる江戸時代 飫肥街道』(鉱脈社)
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史 民俗編』
『北浦町史』
『日向市史』
『角川日本地名大辞典 宮崎県』(角川書店)
『郷土歴史大事典 宮崎県の地名』(平凡社)
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