宮崎みんなのポータルサイト miten !でグルメ・イベント等の生活情報をチェック!
働いてミテン
ユーザー名:
パスワード:
トップ | 無料会員FAQ | サイトマップ | リンク集 |
すべて 食べる
遊ぶ 買う
キレイ 暮らす
健康 医療・福祉
でかけてmiten
買ってミテン
働いてミテン
ミテンの本棚  >  みやざき 学びコラム

みやざき 学びコラム
教育に関するコラム集!様々な専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.2 挑戦する仲間達へ(勉強はやっぱり大変です)
井手 真弓 <社会保険労務士> ( 井手労務管理事務所 )
 資格取得講座を始めて15年、受講生の皆さんに、最初に必ず言う言葉がある。

「試験までの期間、生活サイクルの全てを、試験に合格することを中心に変えて下さい。」

 受講生の生活スタイルは、学生、主婦、サラリーマン、定年退職された方、シングルマザーなど、それぞれの人生を過ごしてきて、それはある程度確立されているものとなっている。その中に「試験勉強」を新たに組み込むことは、これが結構難しいことなのだ。何しろ、誰からも強制されるものではないから、それを実行するのは受講生自身であり、その意思の力によることとなる。しかし、それは、日常の予定の中で後回しにされ、やがて削除されていく。

 社会保険労務士の試験は年に一度しかない。それは、真夏の暑くて長い一日なのだが、受講生にとって、その日までの期間は、その暑くて長い一日よりも、はるかに熱く、苦しい勉強の日々となる。そして、受講生は、共に目的に向かって挑戦する仲間になる。

 講座の当初は、誰もが新しい挑戦に希望を持ち、やる気に燃えているのだが、それぞれの事情で、途中であきらめる仲間もいて、実際に受験までたどり着くのは、やはり容易なことではないといつも感じている。せっかく一緒に勉強を始めた仲間であれば、最後まで頑張り抜き、合格して欲しいと思うので、私自身が合格のために一番役立ったこととして、その言葉を言い続ける。

 私が受験を決意した時、お金にも時間にも余裕がなかったから、どうしても最初の試験で合格しなければならなかった。そこで私は、人が生きていくために必要なこととして、一日2回の食事、8時間の睡眠と仕事、風呂、洗濯、掃除等の雑用、自分が自分として生きていくために必要なこととして、子供と過ごす時間と月に一回程度の友人との食事、それ以外の時間は全て、試験勉強のために使うことに決めた。通勤時間の勉強は当たり前、昼食も、寝る時もテキストと一緒に、行事に誘われても、まず勉強の予定に支障がない程度で、といった風だった。それを実行するために、どんなに苦しくても一年間の期間限定なのだから、一生から見ればあっという間だよと、自分に言い聞かせた。

 それでも、覚える量の多さと忘れていく速さ、なにより、自分の頼りない頭に、何度も挫折しそうになったが、そんな時、やはり仲間の存在とはありがたいもので、毎週日曜日の講座をサボっていると、すぐに電話がかかってきて、しょうがなくなって又通い出したりして、何とか乗り越えたことを今懐かしく思い出す。

その間の苦しみも、同じ資格を目指し、試験勉強をする身であれば、悩みもきっと同じはずだと、その時の苦しみの多さの分だけ、合格した後の喜びも深いことが分かるから、それを全ての仲間たちに伝えたい。そして、今まさに、試験に挑戦している人達は、それが何の試験であれ、受験生として、きっと同じ思いを抱えているのだろうと思うから、どうかそれを実現できるよう、頑張り続けて欲しいと願う。

 そして、そんな仲間達に、私が必ず言う、もうひとつの言葉がある。
「続けてさえいれば、夢は必ず叶うよ。」
2008-01-28 更新
2008 | 01
2007 | 11
著者プロフィール
 井手 真弓 (社会保険労務士)



 井手労務管理事務所


 (宮崎市村角町寺田726)



 <公職等>


 介護労働安定センター 雇用管理コンサルタント


 宮崎県男女共同参画センター登録講師
(1) 2 » 
PopnupBlog 3.0 Denali-1225 created by Bluemoon inc.  
e87.com(株式会社千趣会イイハナ)
富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART