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みやざき風土記
県総合博物館・県文化課・県立図書館で民俗や文化財、郷土史料等専門的業務に長年従事した専門家が、風土や風俗、伝統芸能、地域史など宮崎の文化を分かりやすく紹介します。
 
No.234 都農町の駄祈祷
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会会長 )
 旧高鍋藩領域には「駄祈祷」という水神祭り、馬頭観音祭りが行われる。地区によっては駄祈念、ダキトなどという。川南町登り口のダキトは10月10日、農耕馬を祀る馬頭観音祭りであるという。かつては農休日であり集落あげての水神祭りで、まず水神祠前での神事、幣束を献じ宿(現在は地区集会所)を移して直会、奴踊りを奉納する。
 都農町内の多くの地区で豊作感謝の水神祭を旧暦9月に行う。
 寺迫地区 旧暦9月16日、御幣を持つ公民館長や自治会長が先頭に立って、2卆茲凌憾川のほとりの水神の祠まで歩いて行く(現在は車)。そこでは真言宗醍醐派の長福寺住職が山伏姿で豊作感謝の祝詞を奏上、心経を読誦して開発先駆者を慰め、さらに九字をきり印を結んで豊作に感謝する。この後、寺で直会となり、音頭棚が組まれ豊年踊りが行われる。
 篠別府 旧暦9月15日早朝、水神に幟をあげ浜下りして、一の宮の水神に参り豊作を祝う。音頭棚が立ち豊年踊り、近隣から若者が集まった。
 福原尾 旧暦9月14日が駄祈念で、浜下り後福原尾井関の取り入れ口と下ん川(簡易水道水源地)に幟を立て、甘酒を供えて豊年感謝と家内安全を祈った。音頭棚が立ち近隣から若者が集まり、夜遅くまで賑わった。
 明田 旧暦9月11日、氏神に長い竹竿を立てその先に幟を付け、五穀豊穣を神に感謝する。五日以内に雨が降らなければ不作、降れば豊作という。駄祈祷宿は持ち回りで、宿となった家では酒肴の世話をする。
 新田 名貫橋下の新田井手、古田井手、新井手の水取り口に、赤、青、白の紙旗を垂らした竹竿を立てる。7日内にちぎれると翌年は豊作という。
 新別府 宿は輪番、酒宴を主催する。早朝真砂石を15個ほど拾ってきて金毘羅、一の宮、滝神社に参る。
 南新町 若者が重箱に詰めた赤飯と神酒を水神に供え、神主がお祓いした。
 込ノ口は旧暦9月15日、立野が9月17日、平山は9月18日、轟は9月20日、それぞれが神主から御幣をもらい、自家の水の湧き口に立てた。
(『宮崎県史 資料編民俗2』『都農町史 通史編』)
2023-06-13 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと) 
昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、
平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。
現在、宮崎民俗学会会長
(県)みやざきの神楽魅力発信委員会顧問、(県)伝統工芸品専門委員、
高鍋神楽記録作成調査委員会参与、日南市文化財審議会委員

著書
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
『近世日向の修験道』(鉱脈社)、
『比木神楽』(鉱脈社)、
『神楽のこころを舞いつぐ』(鉱脈社)、
他に『鵜戸まいりの道』
『飫肥街道』(鉱脈社)

共著
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史(民俗)』
『北浦町史(民俗)』
『日向市史(民俗)』
『清武町史(民俗)』
『みやざきの神楽ガイド』
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