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みやざき風土記
県総合博物館・県文化課・県立図書館で民俗や文化財、郷土史料等専門的業務に長年従事した専門家が、風土や風俗、伝統芸能、地域史など宮崎の文化を分かりやすく紹介します。
 
No.226 日之影神楽3
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会会長 )
大人神楽 
一〇番 御こやほめ
 二人舞。烏帽子、赤鉢巻、白素襖、白袴。
 はじめ鈴と柴、次に鈴と扇、さらに大幣をささげて舞う。八百万の神々のいます御神屋を讃えて神々の安息を願う舞。「御神屋誉め」の唱教を唱えるうちに、白張の袖を整え、やおら舞い出す。
 番 八鉢 1人舞。着面、赤布の頬かむり、白張、紫裁着袴。
 撥を両手に持ち滑稽に舞う。
一一番 武智
 四人舞。みずら型の赤鉢巻(タクリ)、白素襖、白袴。腰に面棒。
 扇と鈴で舞い始め、次に白張で舞う。結びは白タスキ、面棒をかざしつつ舞う。
 建(たけ)御雷(みかずち)の戦い準備の舞。いざという時一丸となって集落を守護するため神々に誓約する舞とも伝える。
一二番 岩潜(前段)
 四人舞。みずら型の赤鉢巻、白素襖、白袴。鈴と太刀。
 四人舞から三人、二人、一人舞となる。建御雷神、猿田彦神の舞。水徳を表象する修験舞で、一説に岩戸へ辿りつくまでの苦行を表示しているともいう。
一三番 荒神
 二人舞。着面、舞出しは赤布の頬かむり、白素襖、白袴。背に梵天、鈴と幣。荒神は毛頭、宝冠、白張、白袴。背に梵天、二束の荒神幣を負う。面棒。
 両神が交互に力強く舞う。猿田彦が天地の始めから国生みに至る順序を説く舞。荒神の威厳を示す荒舞、入鬼神の役を担う。
一四番 岩潜(後段)
 各一人舞。装束は前段に同じ。
 二振りの太刀を順手にもち舞い、次に切っ先を持ち、次に刀身の中程を持ち、終わりは刀身を交互に重ねて舞う。舞上げは四人舞、太刀を腰に鈴と扇で舞い納める。験力公開の舞。激流を分け行く舞で水徳を表示するともいう。
一五番 大神
 四人舞。烏帽子、赤鉢巻、白素襖、袴。
 鈴と榊(柴)で舞い始め、後に大神幣を持ちゆるやかに格調高く舞う。海津(わたつ)見(み)の舞。
 海幸・山幸・天神・伊勢の神々の舞とも伝え、厄難祓いの「願神楽」ともいう。
一六番 五津天
 四人舞。みずら型の赤鉢巻(タクリ)、白張、白袴。腰幣。
 鈴と柴、後に腰幣で舞う。建御雷神、経津(ふつ)主(ぬしの)神(かみ)、二神祓いの舞。祇園信仰(牛頭天王)による病厄祓いの舞ともいう。
一七番 地固
 四人舞。みずら型の赤鉢巻、白素襖、袴。腰に太刀を帯び、柄元に榊を添える。
 はじめ榊と鈴、次に白の帯、これをタスキにして刀身をかざしつつ整然と舞う。
 大国主命、国造りの舞。農耕地を鎮め、農作を祈願するともいい、集落固めの舞ともいう。
一八番 八幡様の舞
 一人舞。着面、黒毛笠、白張、白袴。面棒。
 面棒と扇で力強く急テンポで舞う。祭神舞。集落の岩井川神社は品陀和気尊を祀り、集落守護の招来神として現出させたもの、入鬼神と思われる。
一九番 山森
 二人舞。みずら型の赤鉢巻(タクリ)、白張、白袴。
 舞の始めに神職による祓い。鈴と鉄砲、榊と鈴、柴と鉄砲、鉄砲と幣束など採物を替えて舞う。建御雷神の太鼓を作り給う舞。山神(山幸)の舞ともいい、暮らしを支えてきた豊猟祈願の舞。
二〇番 太子様の舞
 一人舞。着面、白毛笠に赤鉢巻、白張、白袴、背に梵天。
 扇と面棒(杖)を持ち五指を開き力強く舞う。祭神舞。太子大明神、集落守護の出現舞。
二一番 弓の正護
 二人舞。みずら型の赤鉢巻(タクリ)、白張、白袴。背に矢を負う。
 弓矢と鈴、柴と鈴など組合せ、四方割、中央と勇壮に舞う。悪魔を祓う舞。月夜見命と天日(あめのひ)鷲(わし)命の両神舞。天地に清浄の境をもたらし、武具によって厄神を祓う。
二二番 沖逢
 二人舞。みずら型の赤鉢巻、白張、袴。幣束と鈴。
 榊と鈴を交互に組合わせる。神歌にのせて舞う。高天原の天の真名井の水を降ろす舞。
 海神を祀る舞とも伝え、水との関わりから火伏せ神楽ともいう。
二三番 手力男命
 一人舞。着面、白毛笠、白素襖、朱の千早、白袴。鈴と二束の大幣。
 岩戸を探る仕種、小刻みに反閇を踏む。祭壇前に岩戸を設え二束の白幣を置く。
 手力男が天照大神の岩屋を探り給う舞。天地祓いの神楽で岩戸を開く方法を思案する。
二四番 伊勢神楽
 一人舞。烏帽子に赤鉢巻、白素襖に千早、袴。鈴と二束の伊勢幣。
 天児屋根命の岩戸開き準備の舞。伊勢の由緒を説き天照大神を招き出す舞。
二五番 鈿女命
 一人舞。着面、天冠を被り赤布の頬かむり、千早、袴。二束の幣と扇。
 神楽の起源となる舞。記紀の神話から天岩戸前において「わざおぎ」を披露する。
二六番 柴引
 一人舞。着面、毛笠、黒浄衣、白タスキ、裾をたくった袴。腰に注連縄を巻く。面棒(杖) 柴を根こぎにし大音声を発す。太玉命が天の香具山より榊を曳ききたり給う舞。霊木の榊を飾り天照大神の出座を願う舞。
二七番 戸取
 一人舞。着面、毛笠、黒浄衣、白タスキ、袴。腰にシデ付き注連縄を巻く。
 戸開きを成就して大音声をあげる。天岩戸を取り払う舞。手力男の再度の登場で岩戸開きを達成する。戸隠明神・戸取明神ということもある。
二八番 舞開
 一人舞。着面、毛笠、白素襖、千早、白袴。天照は天冠を被り赤布の頬かむり、市松模様の袴。月形・日形。
 神歌にあわせ月形・日形を交互にさし上げる両神の連れ舞。奉仕者・氏子は神庭に列座する。天照大神お出ましの舞。太陽復活、岩戸開き成就の舞。
二九番 注連口
 四人舞。みずら型の赤鉢巻、白張り、白袴。
 注連柱に繋がる紐を持ち舞う。
2022-05-10 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと) 
昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、
平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。
現在、宮崎民俗学会会長
(県)みやざきの神楽魅力発信委員会副委員長、(県)伝統工芸品専門委員、
高鍋神楽記録作成調査委員(参与)、日南市文化財審議会委員

【著書】
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
『近世日向の修験道』(鉱脈社)、
『比木神楽』(鉱脈社)、
他に『鵜戸まいりの道』
『飫肥街道』(鉱脈社)

【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史』
『北浦町史』
『日向市史』
『みやざきの神楽ガイド』
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