ミテンの本棚 > みやざき風土記 | ||||||
|
||||||
>>
バックナンバー一覧
|
||||||
|
||||||
![]() 4人舞 みずら鉢巻、タスキ、白衣、白袴。抜身太刀を左手に立てた先導に導かれ、銃や弓矢を持つ子ども舞い手、榊枝(鏡・勾玉・刀を下げる)、抜身太刀を持つ大人舞い手が登場し、舞ながら右回りに廻る。途中から女神(山の神)に引かれて獅子1頭(独り立ち、水玉の舞衣)が出てきて、獅子は観客席に行き頭など咬む。ブチを持つ2歳位の幼児が舞い込み喝采を得る。 山の神に山産物の豊作を願い、害をなすものを退治する。 ![]() 2人舞 みずら鉢巻、白素襖、白袴。太刀を挿す。閉扇と鈴で舞い込み、座して袖調べ、鈴と閉扇で舞い始める。袖を腕に巻き解いて素襖を脱ぐ。両手に持ち頭上や正面に振り広げる。長い布を両手に持ち大きく舞上らせるなどして舞い、蝶結びをつくり腕を通してタスキにする。太刀の刃の部分を握り左手は親指と人差し指で輪をつくり、他の指はのばす印(メハナ)を作って舞う。体を仰け反って顔面近くで太刀を回す。太刀の神威により厄難を祓う。 ![]() 5人舞 着面、素襖、千早、白袴。左手にそれぞれが大豆、ヒエ、アワ、キビ、米 の穂、種を持って舞う。それぞれは膳に種子を削ぎ落とし、舞い手1人が膳2個を持って舞い、最後の種子を撒く。人々は競ってそれを拾う。五神が作物の種子種を持ち、五穀豊穣をを祈る。 ![]() 2人舞 みずら鉢巻、タスキ、白衣、白袴。背に矢2本を挿す。鈴と閉扇で舞い始め、次に弓を採物にし、先端を床につけ位置を替えて舞う。次に矢2本を束ねて、両手1本ずつ持ち舞う。弓矢で村中の病気、災難、悪魔を祓う。 ![]() 4人舞 烏帽子、素襖、白袴。紙垂と麻を下げた大幣と鈴で舞う。左手に大幣を立て鈴を振り神歌を詠いながら右回りで舞う。2人が相対し互いの位置を替え、並列となり前後に動いて舞う。4神が万事を司る。 |
||||||
2025-05-13 更新 | ||||||
著者プロフィール | ||||||
前田 博仁(まえだ ひろひと) 昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、 平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。 現在、宮崎民俗学会会長 (県)みやざきの神楽魅力発信委員会顧問、(県)伝統工芸品専門委員、 高鍋神楽記録作成調査委員会参与、日南市文化財審議会委員 ![]() 『近世日向の仏師たち』(鉱脈社) 『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社) 『近世日向の修験道』(鉱脈社)、 『比木神楽』(鉱脈社)、 『神楽のこころを舞いつぐ』(鉱脈社)、 他に『鵜戸まいりの道』 『飫肥街道』(鉱脈社) 共著 『宮崎県史 民俗編』 『日之影町史(民俗)』 『北浦町史(民俗)』 『日向市史(民俗)』 『清武町史(民俗)』 『みやざきの神楽ガイド』 |
||||||
|
||||||
(1) 2 3 4 5 6 7 8 9 10 » | ||||||
PopnupBlog 3.0 Denali-1225 created by Bluemoon inc. ![]() ![]() |