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グルメの恵み!
グルメに関するコラム集!様々な食の専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.2 宮崎の食文化は日常食にあり
森 松平 ( 杉の子 )
宮崎は海の国であり、山の国でもある。海の幸とその食文化は黒潮の道によって
もたらされ、山の幸とその食文化は照葉樹林の恵みを受けて生まれた。
四季折々の海の幸、川の幸、野山の幸に富む宮崎は日本一の食環境といってよい。


食の原点は、その土地でとれた旬のものをその土地に伝わる方法で食することである。自然に逆わらず、季節ものを料理して食する事が当然で、体はそれを欲している。

宮崎においてはそうした事が可能であり、宮崎は食材の宝庫と自慢する由縁だ。宮崎の食文化の高さは、晴れ着の時より、普段着の日常食の中にこそある。日本の食卓風景から忘れられつつある、「出し汁をとる文化」は宮崎の家庭料理に根強く伝承されている。

宮崎市周辺の「冷や汁」「かいこの汁」「呉汁」「湯なます」には煮干し、干し鯵、かます、鰹節、昆布等を用い、高冷地の椎葉、西米良ではいりこ出し、ひぼかし魚、鯨のコロ、猪肉等を利用した「煮しめ」「そば料理」がある。
県北に伝わる「八杯汁」「だご汁」「けんちゃん汁」、県南の「つわぶきとかつお生節の煮しめ「かにまき汁」、都城、霧島地区の「かしわ料理」「鯉料理」等々その土地ならではの出しとり料理法を伝えている。
宮崎には、まともな料理素材で、心のこもった正しい料理法で食べる食文化の基本はしっかりと受け継がれている。
干し竹の子、千切大根、いかんて、干し椎茸、干しぜんまい、干しいもがらといった乾燥野菜文化は宮崎の誇れるものの一つだ。

私たちの食べているものは、‘貧しい‘ものではなく、宮崎固有の食べものであるという‘豊かさ‘であることに気付く。

先日、椎葉村向山日添の焼畑の現場を訪ねた。椎葉秀行、クニ子夫婦の手料理を味わい、伝承の食文化に胸を張って、誇りにしていることが解った。淡白な山菜、野菜の味を、油、薬味を用いて、濃厚にして清鮮な味をつくり出し、何一つ無駄のない、「わくど汁」「そまげ」などのそば料理は見事であった。

ところで、私は様々なお客様との出会いの中で、宮崎の良さを再発見することが多い。「大淀川堤防のジョッギングは仕事のあとの楽しみ、ここは土の匂い、草の匂いがある」とあるパイロットさん。定年後、夫婦で全国各地の旅を楽しむお客様は「宮崎は初めて訪れてとても感激した。自然と人間と食べ物に一体感がある」と語ってくれた。

宮崎の野菜は新鮮で美味しくそして安い。自然薯、山菜も豊富で、宮崎牛、ハマユウポーク、日向地鶏、そして天然ものの猪と畜産県としても名高い。

ハレの行事食の引立て役、魚貝類は、白魚、鮎、山女男(やまめ)、旭かに、車海老、伊勢海老、ぶり、鰹、まぐろ、いわし、鯵、飛魚、あわび、ながらめ、カキ、たい、ひらめ、ふぐ、はもとないものが無い。

私は宮崎の食を通じて街づくりに参加したい。
「美味しい味づくりは いい街づくり」をモットーに。
2007-08-01 更新
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