追悼特集 坂本龍一
(C)大島渚プロダクション
2023年3月に逝去した、世界的音楽家・坂本龍一を追悼して特集上映を開催。坂本龍一が2017年にニューヨークで開催した1公演につき観客が100人のみという幻のライブの模様を写した『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』。2012年から5年間にわたって坂本に密着取材を行ない、アーカイブ映像も織り交ぜながら彼の音楽的探求をたどるドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』。大島渚監督が、第2次世界大戦中のジャワの日本軍捕虜収容所を舞台に、極限状況に置かれた人間たちの相克を描き、坂本が手がけたテーマ曲「Merry Christmas Mr. Lawrence」も名高い『戦場のメリークリスマス』の3作品を上映。
[2023年6月2日(金)より公開！]
妖怪の孫
(C)2023「妖怪の孫」製作委員会
「新聞記者」などを手がけた映画製作会社スターサンズと「パンケーキを毒見する」の内山雄人監督がタッグを組み、故安倍晋三元総理、その人に迫る政治ドキュメンタリー。連続在任日数2822日を誇り歴代最長在任総理大臣となった故・安倍晋三。タカ派的な外交政策と「アベノミクス」に代表される経済政策で支持を集めた反面、物議を醸す言動やスキャンダルでも世間から注目された。そんな安倍元総理の母方の祖父である政治家・岸信介は、社会の表と裏を渡り歩いて政財界を操る実力者としての姿から「昭和の妖怪」と呼ばれた。安倍元総理とは何者だったのか、そして彼がこの国に遺したものは何だったのかをひも解いていく。
[2023年6月2日(金)より公開！]
マリウポリ 7日間の記録
(C) 2022 EXTIMACY FILMS, STUDIO ULJANA KIM, EASY RIDERS FILMS, TWENTY TWENTY VISION
ウクライナ・マリウポリの戦禍の惨状とそこに生きる人々を記録したドキュメンタリー。2022年2月24日、マリウポリはロシア軍の砲撃によって廃墟の街と化した。リトアニア出身の監督が侵攻直後に現地入りし、破壊を免れた教会に避難した市民たちと生活をともにしながら撮影を開始。死と隣りあわせの悲惨な状況下に置かれながらも、助け合い、祈り、また次の朝を待つ人々の姿を映し出す。取材開始から数日後、監督は現地の親ロシア分離派に拘束・殺害されてしまうが、助監督でもあった婚約者によって撮影素材は確保され、監督の意志を継ぐ製作チームが完成させた。
[2023年6月2日(金)より公開！]
パリタクシー
(C) 2022 - UNE HIRONDELLE PRODUCTIONS, PATHE FILMS, ARTEMIS PRODUCTIONS, TF1 FILMS PRODUCTION
終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が、彼女の人生をめぐるパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いたヒューマンドラマ。無愛想なパリのタクシー運転手シャルルは、金も休みもなく免停寸前で、人生最大の危機に陥っていた。そんな折、92歳の女性マドレーヌを寄り道しながらパリの反対側まで送るという依頼が舞い込む。彼女が人生を過ごしたパリにはたくさんの秘密が隠されていて、寄り道をする度に並外れた彼女の過去が明かされていく。そしてただのパリ横断だったはずの2人の旅は、彼らの人生を大きく変える驚きに満ちた旅へと変貌する。
[2023年5月5日(金)より好評上映中！]
銀河鉄道の父
(C)2022「銀河鉄道の父」製作委員会
小説家・門井慶喜が宮沢賢治の父である政次郎を主人公に究極の家族愛をつづった直木賞受賞作「銀河鉄道の父」を、「八日目の蝉」「いのちの停車場」の成島出監督のメガホンで映画化。岩手県で質屋を営む宮沢政次郎の長男・賢治は家業を継ぐ立場でありながら、適当な理由をつけてはそれを拒んでいた。学校卒業後は農業大学への進学や人工宝石の製造、宗教への傾倒と我が道を突き進む賢治に対し、政次郎は厳格な父親であろうと努めるもつい甘やかしてしまう。やがて、妹・トシの病気をきっかけに筆を執る賢治だったが…。
[2023年5月5日(金)より好評上映中！]
