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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.153 パラダイムシフト
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 10月のコラムで1年間「数独」を続けていたことを書きましたが、現在はまったく数独はやっていません。なぜなら「数独上級者」を達成したからです。達成してしまえば終わり。「数独」は私にとってそんな存在だったのかもしれません。

 さて、思い起こせば、これまでの人生でもたくさんの目標を立て、達成してきました。

 1.童話作家になる
 2.大学院で心理学の研究をして学位を取得する
 3.外国で暮らす
 4.トライアスロンレースに出場して完走する
 5.外国語の勉強をする
 6.世界で一番好きな人と結婚する
 7.お母さんになる

などなど。

 1番から7番まですべて好きなことですが、目標を達成して、さらに現在も続けていることは、1番と5番と6番と7番です。これらの4つはおそらく死ぬ直前まで続けることでしょう。
「童話を書くこと」つまりは「文章を書くこと」という「大好きなこと」を見つけられたことは人生において本当に幸せなことだとつくづく思っています。そして、こうしてコラムを書くという機会をいただき、心に思い描いたことを思う存分書くことができる場所があるということは本当にありがたいことす。

 写真家の星野道夫さんが息子さんに宛てたメッセージでこんなことをいっています。

「短い一生で 心魅かれることに 多くは出合わない
 もし見つけたら 大切に… 大切に…」


 星野道夫さんは動物写真家であり、自然に深く入り込んで、たくさんの素晴らしい写真を残し、1996年ヒグマに襲われて亡くなりました。星野さんは写真集や随筆のほかに写真絵本もたくさん残されています。
 まさに遺言になることを予想したかのように書かれた上記の言葉は、私の胸にズンと響きました。そして、ほんの数年しか親子での時間を過ごすことができなかった星野さんの息子さんが、父親の書いた本に囲まれて、父の残した言葉が書かれた手記を手に取りながら思い出を語る姿をテレビで観たとき、自分の足跡を「本」という形でたくさん残された星野さんのことが羨ましいと思いました。
 「私の生きた証しは何なのか?」
 「私は息子に何を残せるのか?」
 還暦を過ぎ、そんなことを考えていた矢先に目にした星野さんの言葉。心は焦るばかりで、体ばかりが無理をします。あらためて自分が最後に挑戦したいことは何かを考えたとき、やはり答えはひとつ。これまで心に思い描いてきたことは変わりません。
「子どもたちがこの本に出会えてよかった、幸せになれたと思ってくれる本」、そんな本を書くことです。

 さて、タイトルの「パラダイムシフト」。その意味は「その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること」ということです。コロナ禍の今がまさにそんなパラダイムシフト下にあると思います。

 そんなパラダイムシフトを受け容れなければならない状況下において、私は「なんかおかしいなあ」、そう思うことがたくさんあります。「なんか勘違いしているんじゃないの?」、そういいたくなることがたくさんあります。
「無財の七施(むざいのしちせ)」という言葉がありますが(以前のコラムでも書いたことがあります)、
 1 眼施:優しい目つきですべてに接すること
 2 和顔施:いつも穏やかな顔つきをもって人に対すること
 3 愛語施:思いやりのこもった態度と言葉を使うこと
 4 身施:模範的な行動を身をもって実践すること
 5 心施:自分以外のもののために心を配り、ともに喜んだり悲しんだりできること
 6 壮座施:席を譲ること
 7 房舎施:雨や風をしのぐところを与えること


 これらは、お金がなくても、地位がなくても、なんの持ち合わせがなくても、いつでも、どこでも、誰に対してでもできることです。しかし、これらのことが、現在ではできなくなったり、歪曲してとらえられたり、犯罪につながったりすることがあります。何が良くて何が悪いのか、何を信じて何を疑ったらいいのか、そんなことを考えることがあるのです。
「素晴らしいものは永遠に変わらない」「素晴らしいものはいつの時代だっていい」、そう自分に言い聞かせながら、自分というものをしっかりともたなければならないなあ、そう考えています。そして、あらためて自分の生きている意味、存在する価値を再認識して、残りの人生で自分の生きた証しとして何を残せるかを、自分に問うているのです。

 今月のコラムはちょっと私的な想いばかりを書いてしまいましたが、コロナ禍のような今の時代には、「生きていられるだけで奇跡」とシンプルに喜び、何も深く考えずに、自分の思いに正直に、思うがままに行動するほうが幸せなのかもしれません。

※今月の写真は、星野道夫さん関連のお薦めの本です。

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2020-10-30 更新
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著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)
『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集)
『ソラリアン・ブルー絵の具工房』(2016 みやざきの文学「第19回みやざき文学賞」作品集)
『おひさまがくれた色』(2017みやざきの文学「第20回みやざき文学賞」作品集)
『HINATA Lady』(2018みやざきの文学「第21回みやざき文学賞」作品集)
『四季通り路地裏古書店』(2019みやざきの文学「第22回みやざき文学賞」作品集)




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