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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.118 年の終わりの月に思うこと
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 2007年12月4日。この日は、このコラムが初めて公開された日です。その日からちょうど10年が経ちました。コラムの量は、毎月400字詰め原稿用紙8枚分くらい。1年で100枚ほど。つまり、10年だと1000枚くらいの原稿を書いたことになります。
 一度に1000枚の原稿を書くのはちょっと無理ですが、ひと月に1回、1年で12回と、積み重ねていくと膨大な量の原稿を書くことができたということです。
『体で感じる・心が育つ』。私はこのタイトルをとても気に入っています。このコラムを書きはじめたとき、いつかは一冊の本にしたいと思いました。そして、10年以上前の2006年7月7日、その願いを七夕に込めて、将来の夢であるその本の「前書き」のためにこんな文章を書きました。



『体で感じる、心が育つ』。この本のタイトルから、あなたは何を感じましたか?
 あまたある本の中から、この本を手に取ったということは、きっとこのタイトルに何らかの感じるものがあったからだと思います。そして、その時点で、他のお母さんとは何かがちがっているはずです。つまり、「体で感じる」ということが、「心が育つ」上でいかに大切なことかがわかっているということです。
 子育ての本はたくさんありますが、きっと、教育熱心なお母さん方は、「わが子を天才にする」とか、「英才教育」とか、「一流の学校に入るためには」とか、そんなキーワードに惹かれるはずです。だから、現在巷にあふれているような、早期教育に関する本が関心をもたれるのです。
 しかし、考えてみてください。「とんびが鷹を産む」ということわざがありますが、あなた方夫婦から、あなた方とはとんでもなくかけ離れた天才もしくは秀才が生まれてくるでしょうか。どんなに、わが子に教育を熱心にほどこしたところで、自分たちの何倍も優れた子どもが育つはずはありません。それどころか、せっかく生まれ持った独自の個性を台無しにしてしまうことのほうが多いはずです。やり方を間違えたら、本末転倒の結果を導き出してしまうのです。
 私は、優秀な教育学者でもなければ、有名な教育評論家でもありません。ただの一人息子のお母さんです。やっと子育てを終えて、ほっ、とひと息ついたところです。そうして、周りを見渡してみると、「あれまあ」と感じることが多いのです。もし、私があの子のお母さんならこんなことはしないのになあ、そう思うことが多いのです。
 私は残念ながら子どもを一人しか産めませんでした。結婚五年目にやっと妊娠し、二人目が欲しいと思った時には体をこわしてしまい、それ以上の妊娠は断念せざるをえませんでした。

「ひとりっこはかわいそうよ」。今でこそ、「ひとりっこ」はふつうのことですが、私が子育てを始めた頃は、よくそういわれました。(以下、途中割愛)
 ひとりっこは、兄弟がいることでいろいろと経験できることを経験できない。それならばどうしたらいいのか、私は考えました。そのおかげで、子どもをひとりしか産めませんでしたが、二人分も三人分も子育てにおいて考える機会を得ました。そして、得た結論は、「ひとりっこだからといって何も気にすることはない」ということでした。なぜなら、子育てにおいていろいろと悩みながら前に進んできたおかげで、後悔することが少ないからです。子どもを育てながら自分も一緒に育ってきたおかげで、「ああ、やっと子育てが終わった」と満足していえるのです。(以下、途中割愛)
 しかし、もし、もう一度チャンスがあるなら、つまり、もうひとり、神様が子どもを授けてくださるなら、私は、子育てにおいて学習してきたことを、今まで以上に充実させて実行するだろうと思います。(以下、途中割愛)
 この本を読んで、「なあんだ」とか、「これでいいんだ」とか、お母さんがパニックにならずにゆったりと子育てできるようになれば、そして、しかも、元気いっぱいの賢い子どもに育てば、私はとてもうれしいです。(以下、途中割愛)



 10年前に書いた文章。10年間の年月を経て、今こうして年の終わりのコラムを書くにあたってこれらの文章を読み、私は、コラムを書き始めた時の思いを再認識しました。そして、子育てに対する思いは10年経っても変わらない、ということをあらためて感じました。ただ、たったひとつだけ10年前と違っているとすれば、「もうひとり、神様が子どもを授けてくださるなら」などとはもう思わない、ということでしょう。それは、30歳になった息子の子育てに満足しているということと、私が還暦を過ぎ、子育てへの体力に自信がない、ということがその理由です。
 思い返してみると、本当に子育て中は全力疾走でした。壁にぶつかるたびに悩み、考え、そして、子育てにおいて生じた疑問を解決するために、大学院に進学してまで、その疑問を解決しようとしたのでした。
 でも、こうして、還暦を過ぎ、自分の子育てを振り返って、今年30歳になった息子が、
・虫歯が1本もなく ・視力も両眼が2.0で ・気は優しくて力持ち ・健康な体を持ち
・コミュニケーション能力があり ・どこででも生きていける
「人間力」を持った大人に育ったと、親バカながらも自信を持っていえることは、親冥利に尽きると思っています。
 いずれにしても、子育ては、壁にぶつかったときが子どもが成長する大切な「とき」だと自覚し、そのときそのときに一生懸命、全力でぶつかっていけば、時が過ぎて振り返ったときに後悔することはないということです。
 今年も、一年が終わります。いつも、このコラムを読んでくださった有難うございます。
 良いお年をお迎えくださいね。

※今月の写真は、息子のさまざまな場面での写真を掲載させていただきました。
2017-12-01 更新
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2007 | 12
著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)
『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集)
『ソラリアン・ブルー絵の具工房』(2016 みやざきの文学「第19回みやざき文学賞」作品集)

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