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みやざき考古楽
私たちは、過去を見つめてはじめて今日を知り、未来を見通すことができます。
宮崎の歴史や文化について、考古学の観点から分かりやすく紹介します。
 
No.6 「君たち どこから来たの?  〜街で見かけるハニワ達〜」
東憲章 ( 県立西都原考古博物館
 宮崎空港に降り立つ。輝く陽光を浴びて、いざ観光へ。
 すると目に飛び込んでくる巨大なハニワ。空港駐車場から市街へ向かう道路の中央に高さ数mの巨大な「農夫のハニワ」が立っている。
 宮崎市の繁華街、橘通りを歩く。アーケードの支柱には銀板に刻まれたハニワの数々。武人、踊る人、馬、何故か土偶まで・・・。
 今話題の県庁の前庭や、知事の似顔絵付きの県産品が並ぶ物産館のショーウインドウ。ここにも多くのハニワ達。
 観光地の一つ、平和台公園。そびえる塔の足下には、はにわ園がある。教科書でみた記憶のある有名なハニワ達が大勢いる。苔むして、いい感じに古ぼけている。実物と思って見学している人も多いことだろう。
 古墳で有名な西都市へ向かう。市内へ向かう幹線道路には、これまた巨大なハニワ君。
私が知っているだけでも4ヶ所に立っている。
 そういえば、会社や銀行や警察のマスコットもハニワのキャラクターを使っている。

 何故、こうも宮崎県にはハニワが多いのか。
 古墳が多いということから、古墳=ハニワ。どうせなら教科書に出ているような格好いいヤツを、なんてところだろう。
 ある役所の観光政策担当者に聞いたことがある。「古墳とハニワは付き物だし、イメージだから別にいいんじゃないですか。」との返事。

 私が抱いている違和感は何だろう。
 それは、街で見かけるハニワのほとんどが、「よそ者」だからである。
 「踊るハニワ」「武人ハニワ」「鍬を担いだ農夫のハニワ」「華麗な飾りをつけた馬のハニワ」
 確かに絵になるハニワ達だが、皆、関東や関西の古墳から出土したものである。残念なことにこれらは宮崎県からは出土していない。
 いくら「イメージですから」と言っても、観光宮崎をアピールするのに、他の地の出身であるハニワを使うのはどうなんだろう。「他人のふんどしで・・・」なんてことになりかねない。

 実は意外にも、宮崎県の古墳には埴輪が少ないのである。全くない訳ではない。しかし、素朴な円筒埴輪が多く、形象埴輪では「家」「船」「蓋(きぬがさ)」など、人物以外のものが多かった。
 
 しかし、近年の調査で、新富町祇園原古墳群にある百足塚(むかでづか)古墳から大量の形象埴輪が出土した。その中には多くの人物や馬、鶏(地鶏?)、家などが含まれており、町の担当者が地道に復元を続けている。全国的にも注目される百足塚古墳の埴輪群は、文化庁主催の全国巡回展にも出品された。

 ようやく地元のハニワがそのベールを脱ぎつつあるのである。胸を張って、地元宮崎のハニワとしてアピールすべきである。そして、もうこの辺りで、他所から借りてきたキャラクターには卒業してもらってもよいのではないだろうか。
2007-11-12 更新
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