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宮崎、歴史こぼれ話
科学技術の発展を別にすれば、武士や庶民の生き方考え方などは現代と同じ。民俗的視点から学校の歴史学習では習わない当時の人々の生活を紹介します。
 
No.86 海軍特攻基地だった赤江飛行場
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会副会長 )
 宮崎空港(戦時赤江飛行場)の西に隣接する所に宮崎特攻基地慰霊碑が建立されている。正面中央に「鎮魂」の文字がある石碑、その周辺には戦没者の名前を刻んだ石碑十数基も建立されている。
 日本海軍赤江飛行場が練習基地として設置されたのは昭和18年(1943)12月、現在空港となっている辺りには田元、高畑の集落があったが海軍の命令で強制退去となった。田元は現在空港ビルがある辺りの西側、高畑は当時斜め滑走路と言った滑走路の西端、現在ラグビー場(豪雨時の遊水池となる)がある辺りにあったという。強制退去となった集落に津屋原もあった。現在の緑松で終戦後入居した人々が集落を形成している。


 旧日本海軍赤江飛行場が終戦直前特攻基地であったことを知る人は意外と少ない。その頃は立ち止まって飛行場を眺めていると憲兵からスパイと疑われ、軽便鉄道ではブラインドを下ろし飛行場を見ないようにしていたなど、秘密のベールに包まれていた。赤江の人々は後難を恐れ飛行場について詮索しなかった。
 昭和15年(1940)末、海軍省が飛行場の適地調査をし、翌年3月15日赤江町役場で敷地内農民への説明会を行った。そこで住民へ昭和17年3月15日を期限に退去するよう命令した。
 昭和16年4月10日工事開始、同18年12月1日海軍航空隊の練習基地として開隊した。
同19年10月10日には作戦基地に昇格し、翌11日台湾沖航空戦に出撃、12日、14日にも台湾沖の航空戦に参加した。
 戦局もいよいよ危うくなってきた昭和19年10月19日神風特別攻撃隊が編成され、24日にはフィリピン島レイテ沖の航空戦に出撃し、翌25日には神風特別攻撃隊敷島隊第一陣が出撃した。これ以降、赤江基地は特別攻撃隊の発進基地となった。
 昭和20年3月18日、午前540機、午後には200機もの米軍機が襲来し、赤江基地と宮崎市を空襲した。死亡123名、負傷176名の被害を負った。この被害は赤江基地と思われる。
 反撃した零戦は90機であった。そのとき撃墜された日本軍戦闘機1機が防潮林にあり、筆者が子ども頃操縦席などに乗って遊んた。
 銀河特別攻撃隊が組織され20年3月21日9人、27日には15人、4月2日に3人、3日は9人、7日は26人、11日には15人、16日には24人、5月11日に18人、25日8人が出撃した。
 出撃を命令された神風特攻第六菊水隊伊東勲の遺書。
「何も書く事はありません。只御両親様及久美子の健在を祈るのみ。勲は決して人におくれはとりません。潔よく散るのみです。目標は正規空母です。(略)幸多かれかしと祈るなり。
御両親様    
     宮崎航空基地にて」
 
参考資料「赤江飛行場(宮崎海軍空隊)沿革」作者不明
2017-01-24 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと)
1942年宮崎市生まれ 宮崎大学学芸学部卒 県内小学校、宮崎県総合博物館、県文化課、県立図書館、宮崎市生目台西小学校校長等歴任、定年退職後きよたけ歴史館館長
現在、宮崎民俗学会副会長、清武町史執筆員、県伝統工芸審議会委員

【著書】
『鵜戸まいりの道』(私家版)
『歩く感じる江戸時代 飫肥街道』(鉱脈社)
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史 民俗編』
『北浦町史』
『日向市史』
『角川日本地名大辞典 宮崎県』(角川書店)
『郷土歴史大事典 宮崎県の地名』(平凡社)
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