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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.86 自分を変えるには?
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 「自ら機会をつくり、その機会によって自らをつくる」。この言葉は、1985年につくば市の「筑波研究学園都市」で国際科学技術博覧会が開催された折、協会コンパニオンとして勤務していた私が、仕事始めの日に上司からいただいた言葉です。この言葉は、そのとき以来、私の心に深く刻まれ、ことあるごとに私の手助けとなりました。

 人間は、この世に存在する生き物の中で、唯一、「成長したいと願う」生き物だそうです。昨日の自分よりも今日の自分が、今日の自分よりも明日の自分が、少しでも成長していたら、そう願うことのできるのが人間なのです。
 それでは、「成長する」とは、どういうことなのか? それは「変化をする」ということだと思います。今ある自分を否定するのではなく、今よりもより良い自分に変わっている、それが成長するということだと思うのです。
 冒頭の言葉が示すように、自分を変えるためには、ただ自分を変えてくれる機会を待っているのではなく、自分からその機会をつくる必要があります。これまで経験したことのないような機会に自らを置き、そこで新たな経験をして新しい自分をつくる。そうすることによって、自分で自分を変えることができるのです。
 
 ただ、私がいつも残念に思うことは、自分を変えたいとさまざまなセミナーに参加し、そこに参加することで自分が変わったと思い違いをしている人が少なくないということです。私はそれらの人々を「セミナーコレクター」と呼んでいますが、いくつものセミナーに参加し、その場にいただけで自分が変われたと信じているのです。
 もちろん、セミナーに参加する、そのこと自体は、自分を変える機会を自発的に求めて行動したといえますが、大切なことは、そこからの生き方ではないかと思うのです。自分は変わった、自分自身ではそう思えても、自分以外の人には少しも変わっているようには見えない、そんな人を多く見かけます。つまりダイレクトな言い方をすれば、そのセミナーによって、洗脳はされても、自分を変えているわけではないからです。
 大前研一氏は『時間とムダの科学』の中でこんなことをいっています。
「人が変わる方法は3つしかない。
  1.時間配分を変える
  2.住む場所を変える
  3.付き合う人を変える
 この3つの要素でしか人間は変わらない。最も無意味なのは、決意を新たにすることだ」と。
 つまり、心の中で「自分を変えよう」とか、「自分は変わった」とか決意を新たにしても、それは何の意味もないということなのです。とにかく、目に見える形で何らかの行動を起こさない限りは、自分を変えることはできないのです。
 以前のコラム『それでもママ友は必要ですか?』(コラムNo.63 2013/4/25)や『1人になれる勇気』(コラムNo.37 2011/8/1)でも述べたように、何かを深く考えるためには、ひとり静かに深く考える時間が必要なのです。自分の成長にとって何が必要なのか? 誰が必要なのか? 何に時間を使うべきなのか? どこにいるべきなのか? そんなことを今一度熟慮してみたら、おのずと行動に移すことができるかもしれません。

 私にとって、私自身を大きく変えるきっかけになった出来事があります。それは、1年間のニューヨーク生活でのミス・パーカーというパワフルな女性との出会いでした。この出会いによって、私は180度変わったといっても過言ではないでしょう。その当時、72歳だった彼女と私の年の差は40歳以上ありましたが、彼女から私が受け取ったものは、無限大に等しいものでした。私はまさに、日本からマンハッタンへと住む場所を変えることで、何に時間を使うべきか? 誰と付き合うべきか? そして何よりも、「1人でいる時間を充実させることが、自分を成長させる一番の鍵である」ことを彼女から学んだのでした。
 
 最近ベストセラーになっている本に2013年の12月に出版された『嫌われる勇気』という本があります。この本には、自分を変えたくてもそう簡単には変われるものではない、そう考える青年と、対話によってしだいにその青年を変えていく哲人とのやり取りが書かれています。哲人の考えは「アドラー心理学」に基づいていて、この本は、いわば、アドラー心理学をわかりやすく説いた解説書ともいえるでしょう。私が『1人になれる勇気』を書いたのが、2011年の3月ですから、私が「ひとりになることを恐れる人々」にいだいていた危惧に対して、その約2年後に、期せずして待望の本が出版されたといえるでしょう。
 この本の中で著者は「自由とは他者から嫌われることである」と述べていますが、アドラーによれば、人間における全ての悩みは人間関係に起因するということです。その人間関係から解放されるということは、全ての悩みから解放されるといってもいいでしょう。なのに、その人間関係にしがみついて、いつまでたっても悩みにとらわれているというのですからおかしな話です。
 さて、今月のコラムも、「子育て」からは大きくそれてしまいました。しかし、子どもの成長にとって大きな意味を持つ「親という存在」にある私たち自身も、成長し続けている、つまりは、「子育て」=「親育ち」である、私はそう考えていますし、子ども以上に親たちが悩みを持っている、親自身が自分を変えたいと思っている、そう思えたからこそ、今月のコラムではこのテーマを取り上げたのでした。子育てに悩み、子どもをなんとかしてよりよく成長させたい(=子どもをよりよく変えたい)親としてそう願うのなら、まずは自分自身を変えることから始めなければならない、このコラムによって、少しでもそのことに気づいてもらえたなら、私もこのテーマを取り上げた甲斐があるというものです。
2015-05-01 更新
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著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)

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