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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.82 神様は本当にいるのか?
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 先月のコラムで、「才能とは、ひとつのことを頑張って続けている人に、神様がくださるご褒美:Giftである」という話をしました。でも私は考えたのです。「神様って本当にいるのだろうか?」と。なぜなら、神様を見たことがある、という人はいないだろうと思うからです。
 そこで私は、「神様が本当に存在するか?」という問いに対する答えを見つけるのではなく、「神様という存在がいることを信じるか?」という観点から考えていくことにしました。

 『自閉症の彼が跳びはねる理由』(コラムNo.80 2014/10/1)というコラムの中で、『星の王子さま』に登場する砂漠のキツネが王子さまにいった言葉を引用しました。
 「心で見なくちゃものごとはよく見えない。大切なことは目にはみえないんだよ」。
 人間の能力には限界があって、実際には存在するのに、私たちが目にすることができないものは限りなくあります。また、私たちが聞き取れないような音も、限りなく存在するのです。ですから、自分たちの目で見たもの、耳に聞こえたことの存在だけを信じる、というのはいささか傲慢な気がします。だからこそ、砂漠で出会ったキツネは、王子さまにそういったのだと思います。

 「神様の存在を信じる」ということは、「神様の存在を信じたほうがいいことがある」ということにつながっているのだと思います。この場合、「神様」というのは、宗教とか、国といった規定の枠組みを超えた、宇宙規模の、とてつもなく大きな存在のことを意味します。つまり、「神様の存在を信じる」ということは、「そのとてつもなく大きな存在に自分が守られている」と信じることを意味します。そうすると、すべてのことが自分にとってプラスに考えられるようになっていきます。
 たとえば、朝、トイレの掃除をします。そしてその日、外出先でとてもいいことがあったとしたら、「ほうらね、朝、トイレの掃除をしたから、神様がご褒美をくださったんだ」と自然に思えてきます。そして、そう思えるだけで、その日1日が素晴らしい1日に変わっていくのです。

 ずいぶん以前のコラム『おてんとう様が見ているからね』(コラムNo.23 2010/1/5)の中で、湯布院での出来事を書いたことがありました。目の不自由な男性に出会い、ちょっとした回り道をしたことで、本来ならば絶対に出会えないであろう友人と再会し、楽しい時間を持てたときの話です。そのとき、友人は私にこういいました。「神様があなたにご褒美をくださったんだねえ」。
 人の心には誰しも、普段は意識もしないし、考えたりもしないけれども、ちゃんと神様が住んでいて、ふとした拍子に、「神様」という言葉が自然に出てくるのだと思います。そうして、起こっていることがすべて「神様のなせる業」であると考えると、全てを前向きに受け取ることができます。たとえ、自分の思うとおりにいかなかったとしても、それは、今の自分にとってはそうすることがベストなのだ、神様がそう判断されてそうなったのだ、そう考えてその事態を受け入れると、最終的には良い結果につながったりするのです。ものごとはそうしてとらえ方ひとつでどのようにでも考えることができるなら、良いほうにとらえられるように手助けをしてもらう意味でも、「神様」という大きな存在を信じることは、とても素晴らしい方法だと思えます。

 さて、話は変わりますが、先日、ある映画を観てきました。フランス・アルプス山脈に建つ伝説的な男子修道院、「グランド・シャルトルーズ」を撮影した『大いなる沈黙へ』というドキュメンタリー映画です。この映画は、ドイツ人監督フィリップ・グレーニングが1984年に撮影を申請、それから16年の歳月を経て許可がおり、音楽・ナレーション・照明なしという条件のもと、監督ひとりだけが中に入ることを許され、5年の歳月をかけて完成しました。俗世間から隔離されて生活を送る修道士たちを四季の移ろいとともに映し出しています。時おり聞こえてくるのは、「賛美歌」と「聖書を読む声」と、「自然が奏でる静寂」だけです。
 私にとってこの映画との出会いは、ある意味、「奇跡」のようにさえ思えました。こんな出会い方をすると、私は神様の存在を信じずにはいられません。

 ふと偶然の思いつきで、私はハーブを使ったお酒をインターネットで検索していました。そして、これまた偶然にも、「シャルトルーズ」という名前のお酒にたどり着きました。そのお酒の説明に興味をいだき、さらにたどり着いたのが「シャルトルーズ エリクシル ヴェジタル」。アルコール度数69度の深い緑色のお酒で、そのレシピは門外不出。但し書きには「一口飲めば永遠の命を授かるといわれている霊薬」とありました。
 私は、そのお酒にとても興味を惹かれ、インターネットで注文しました。木の筒に頑丈に守られた、小さな透明のガラスの小瓶には、深い緑色の液体が入っていました。香りはなんともいえない不思議な薬草の香りです。なんだかとてもミステリアスなその小瓶をながめながら、私は、このお酒が造られるというフランスの山奥の修道院に思いを馳せました。

 そうして、数日が経ったある日。私はかねてより見たかった『イブ・サンローラン』の映画を見に行きました。かつてDVDで観た『イブ・サンローラン』のドキュメンタリー映画に感動して、その原作である『イブ・サンローランへの手紙』を読み、ぜひとも今回新しく公開された映画を観たいと思っていたからでした。映画を観終わって映画館を出ると、現在上映中の映画のポスターが目に入りました。それが『大いなる沈黙へ』のポスターでした。そのときふと目にした「シャルトルーズ」の文字。私は帰宅すると、インターネットで調べてみることにしました。そして、私が先日手に入れたお酒が、まさにその映画の舞台となっている修道院で創られているということがわかったのでした。

 私は、「シャルトルーズ エリクシル ヴェジタル」というお酒を手に入れたとき、このお酒が造られている修道院について実際に知ることは永遠にできないだろうと思っていました。しかし、偶然に導かれてこの映画にたどり着き、現実から切り離されたその世界が映し出されるその空間に3時間の間身をゆだねながら、体も心も浄化されていくようでした。そして、この映画によって、私は、長い間ずっと疑問に思っていたことへの答えを見い出すことができたのでした。

 さて、長い間私がずっと疑問に思っていたこと。そして、その疑問に対する答えとは? いつか、このコラムでお話できると思いますので、その日をお楽しみに。
2014-12-01 更新
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著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)

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