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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.146 Gifted
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 息子の成長に沿って、少しずつ自分の子育てをふり返ってきたこのコラムですが、私が時折横道にそれるので、息子の入学式のところで止まってしまっていました。
 入学式での事件以来、息子は仲良しの友達がたくさんでき、楽しい小学校生活を送ることになります。その時にできた友達は以前のコラムにも書いたように、今でも大切な友人達です。
 運動神経抜群、体育会系の清水君、おおらかで優しい谷名君、いつも明るくて、周りを幸せにしてくれる西君などなど、名前を挙げたらきりがありません(名前が書けなかった皆さん、ごめんなさい)。北海道に住んでいる息子ですが、宮崎に帰ってくると、決まってこれらの友達と一緒の時間を過ごしています。

 一時は直径5cmくらいあった私の円形脱毛症も、息子が小学校に入学してからはすっかり完治し、担任の先生にも恵まれ、ことに4年生と6年生で担任をしてくださった先生とは今でも親友のようなお付き合いをしています。

 私自身が落ち着くにつれて、私の心にかつて抱いていた育児に対するさまざまな思いがわきあがってきました。息子を幼稚園に通わせていた頃に感じていた疑問、「幼児教育」、そして、「早期教育」への疑問です。
 そんな頃、夫が地元の大学の教育学部に大学院ができたことを教えてくれました。かつて、父の死で大学院への進学を断念していた私ですから、いったんは無理やりに消していた大学院進学への思いが再燃します。夫の許可を得、私は大学院入学試験の勉強を始めるのです。
 専門の心理学と外国語の試験、そして、面接。私はあらためて心理学の専門書を開き、受験勉強を始めます。
 大学時代の成績表を取り寄せ、その成績のほとんどが「優」。ことに心理学関連の学科の成績は良かったので、私はあらためて自分が本当に真剣に心理学という学問が好きだったことを実感したのでした。
 外国語の成績もすべて「優」だったので、私はとにかく心理学の専門書を片っ端から読み、ことに自分が研究したいと思っている児童心理学や発達心理学関連の書物には念入りに眼を通しました。
 外国語の試験も心理学の試験も無事に終えて、後は面接でしたが、自分の年の半分の学生たちよりも向学心、研究への意欲には自信があり、何よりも、子育て真っ最中の私は、他の誰よりも子どもに対する経験値が豊富でした。
 そして、無事に合格。入学が決まると、これから少し寂しい思いをさせることになる息子に、私の学業への思いを伝えました。息子はそんな私のために手作りの「学業お守り」を作ってくれました。

 20年ぶりの私の学生生活については、これからのコラムに書いていくことにして、今月は、大学院での研究のテーマであった『早期教育』について簡単に述べたいと思います。
 息子を幼稚園に通わせていた頃から、私は子どもへの「先取り教育」つまりは、年齢を超えて学習をさせることへの是非について考えていました。「受け手である子どもの能力の如何にかかわらず無理やり年齢相当の内容以上のものを学習させることが、果たして子どもにとって良いことであるのか?」という疑問が常に頭の中にありました。
 そこで、大学院ではこの「先取り教育」ひいては「早期教育」について研究したいと思いました。私がこのテーマについて調べていた頃、外国の論文は頻繁に「Gifted」について述べていました。日本において義務教育では「飛び級」なども認められていないので、その当時の日本では余り取り立てて話題にはなっていませんでした。
「Gifted」とは、「先天的に平均よりも顕著に高度な知的能力を持っている人」と訳されます。その詳しい説明は字数の関係で割愛しますが、最近ではテレビでも少しずつ取り上げられるようになりました(テレビなどでは特徴的なことにスポットがあてられているようですが)。
「早期教育」について研究していく過程で、「Gifted」に関して調べていくことになった私ですが、そこでひとつの問題にぶつかります。「Gifted」の子どもたちが必ずしも自分の置かれている環境に満足しているわけではないということです。つまり、「飛び級」などで、実際の自分の年齢よりも上のクラス、さらには小学生にして大学生と机を並べることになった子どもたちが、同じ年頃の子どもたちと過ごすという環境を経験することなく成長して、実際に大学生の年になった頃には「燃え尽き症候群」になるというケースが見られるということでした。日本でも、「Gifted」といわれた人々が、子ども時代に回りの同年代の子どもたちと話が合わなかったり、子ども集団に溶け込めなかったりと、コミュニケーションにおいてさまざまな苦労を経験したことを告白しています。「Gifted」は、先天的に与えられた能力ですから、そうでない子どもたちがどんなに「早期教育」を受けたとしても「Gifted」にはなれませんが、必ずしも「Gifted」が恵まれているというわけではないということです。
 私の疑問は「どんな教育方法が子どもたちを幸せにできるか?」という一点に絞られました。そして、大学院での研究は、私の疑問を見事に解決してくれました。そして、「心理学の研究が私の一生の仕事であるのか?」という疑問も解決してくれたのでした。
 これらの疑問の答えは追ってまたコラムで少しずつ書いていくことにします。

 さあ、4月。新しいスタートの月ですが、新型コロナウィルスの影響で、さまざまな行事に支障が出ています。私にとっても残念なことがひとつ。昨年応募した長編児童文学の作品が賞を取り、東京で表彰式があるはずでした。もちろん、交通費も宿泊費も出してもらえます。表彰式よりも上京することが楽しみでホテルも決めていましたが中止になりました。
 でも、「ピンチはチャンス」です。今、世界中で起こっているこの非常事態を経験することは決してマイナスではありません。物事はとらえ方ひとつです。どんな経験もマイナスにはならないことを証明できるチャンスです。
 新しい環境に飛び込むことになるすべての子どもたちへ。「ピンチはチャンス!」。
2020-04-01 更新
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著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)
『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集)
『ソラリアン・ブルー絵の具工房』(2016 みやざきの文学「第19回みやざき文学賞」作品集)
『おひさまがくれた色』(2017みやざきの文学「第20回みやざき文学賞」作品集)
『HINATA Lady』(2018みやざきの文学「第21回みやざき文学賞」作品集)
『四季通り路地裏古書店』(2019みやざきの文学「第22回みやざき文学賞」作品集)




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