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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.104 還暦同窓会
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 9月の中旬に宮崎観光ホテルで大宮高校27回卒業生の「還暦同窓会」がありました。400名ほどいる卒業生の半数ほどの出席があり、10年前、5年前と、これまでの同窓会にどれだけの人が出席してきたのかはわかりませんが、おそらく今回が一番たくさん集まったのではないか、そう思っています。
司会進行役はS君。現役バリバリのN放送局のアナウンサーです。昨年まで、宮崎放送局勤務で、しばしばテレビに国富弁で登場しましたが、同窓会のために現在の勤務先の仙台から駆けつけてくれました。サザンオールスターズのメンバーだったO君の生演奏、さまざまな方面で活躍している同窓生の協力によって集められた景品が当たる、はずれくじ無しの抽選会など、幹事の方々の大変な準備努力の甲斐あって、大盛況の同窓会でした。幹事の皆さん、「本当にご苦労様でした」そして、「有難うございました」。


 還暦。60歳。高校を卒業してから40年以上の時が経過しています。全員同い年の200名の集まり。そのシチュエイションたるやいかなるものか?私は同窓会のその日まで想像もつきません。いったいみんなどんなふうに変わっているのだろう、どんな格好をしてくるのだろう、同窓会なるものに初めて出席した私の、そんな想像を絶するシチュエイションに対する思いは、当日、会場受付の友人たちの出迎えで一瞬にして消えました。あっという間に40年以上の時をワープし、自分の席に行き着くまでに何回なつかしい人々とハグをしたことでしょう。

 司会のS君の「還暦ということを実感してこの会場に来た人?」という冒頭の質問に、私は元気よく手をあげました。そして、自分を見つめている多くの同窓生の顔でおもわずあたりを見わたし、手を上げたのは200人中たったの3人ということを知り、あわてて手をおろしました。手をあげた男性2人にその心境のインタビューをしている間、私は自分もマイクを向けられたらどうしようと、ヒヤヒヤして自分の存在を消すのに必死でした。
どうしてあのとき、私は迷わず手をあげたのか? 今、マイクを向けられたら「私が還暦であることを実感している理由」をこう答えるでしょう。
かつてのコラムで、私は10年ごとに人生の目標を実現するための大計画を立て、さらに1年ごとにその大計画のための小計画を立てると書いたことがあります。そして、60歳までに実現したい計画として「本を10冊出版する」というのがありました。その目標を達成すれば、私のこれまで設定してきた目標、「大学院に進学して、中断していた心理学の勉強をする」「外国で暮らす」「トライアスロンを完走する」「本を10冊出版する」などの大きな目標をすべて実現したことになるからです。現在、コラムの下に書かれているように、作品が本になったものが9冊。あとの1冊は、9月の終わりに完成予定(この本については11月のコラムで詳しく書きますね)。つまり、60歳までに成し遂げたいことをすべて実現できたことで、私は11月の終わりに最高の満足感を持って還暦を迎えられる、そう思っていたのです。そんな心持の状況にあって「還暦ということを実感してこの会場に来た人?」などと問われたので、私は元気よく手をあげたのでした。

 そうして、なつかしい顔の人々に出会えた還暦同窓会の一次会を終え、二次会の会場(ここは友人で同窓会の幹事のひとり、T君が代表の「ROCK BAR 1956」。出席者全体の半分ほどがなだれ込みました。もちろん定員オーバーで、2回の入れ替わりがありましたが。1956とはもちろん、私たちの生年の1956年のこと)、ここで、私が還暦同窓会で得たいくつかある収穫のひとつがありました。
S君の、「還暦ということを実感してこの会場に来た人?」という質問に手を上げたうちのひとりと話をする機会があったのです。私たちはもちろん会話をするのは初めて。名刺交換をして話をしていると、共通項がいくつもあることに気づきました。それは「心理学・作家・フランス語」。しかし、あらゆる点においてレベルの違いを痛感しました。それはことにフランス語の勉強について。私はダラダラともう4年以上フランス語を勉強しているのでまったくの進歩無し。しかし、彼は3ヶ月で大学院レベルまで到達したというのです。私は、自分の甘さを痛感しました。もちろん、フランス語を学ぶために、お金をかけているわけではありません。しかし、時間だけはだらだらとかけてきました。彼がいうには「フランス語をマスターしたければ、現地に行くのが一番。3週間いたら必ず上達する」ということでした。つまり、どっぷりとフランス語だけにつかること、というわけです。

 還暦を迎えるにあたり、いくつもの夢を実現して満足していた私でしたが、またもや新たに実現したい目標ができました。「勉強が大好き」だといういくつもの共通項を持つ人物との出会いで、さらなる人間的成長に向けて、10年後の70歳までに実現したい夢を実行するための計画を立てようと決心した私でした。
彼の言葉の中で一番印象に残った言葉、それは「survive」。つまり、「それを生きる糧とできるか?」ということでした。つまり何かをやるなら「それで食べていけるだけのレベルにまで到達させる」ことを彼は目指しているのです。男性と女性という立場の違いはあれど、ぬるま湯につかっていた私の頭をガツンと一発強烈に殴りつけた言葉でした。
こうしてさまざまな思いが巡った同窓会。おそらくそれは他の同窓生たちも同じだったことでしょう。それぞれに積み重ね、歩んできた40年という月日。そして、その長い年月をあっという間にワープできる関係。それが同窓生ということでしょうか。
5年後にまた同窓会が開かれる予定です。65歳になった同窓生たちが一同に会します。5年という月日は、それぞれにさらなる変化をもたらすことでしょう。いずれにしても、残り少なくなっていくこれからの未来の日々。大切に重ねながら、5年後を迎えたいものです。

(今月の写真は、街で見かけた印象に残った生け花達です。花達の創り出す空間の美しさが無限に広がります。)
2016-09-30 更新
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著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)
『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集)

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