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体で感じる・心が育つ
こどもに関するコラム集!専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.101 コラム100回達成、10年目に突入!
原 田 京 子 ( 児童文学作家 )
 私が童話を書きはじめたのは、25歳の時です。それまでの私は、小学校の教師をしていました。毎朝、学校に出勤すると、玄関で子どもたちが待ってくれています。荷物の多い私のために、教室までカバンを運んでくれるのです。職員室に立ち寄る時間も惜しんで教室に入ります。それからの時間は、ずっと子どもたちといっしょです。昼休みはもちろん、放課後も。時にはトイレにまでついてきます。そうして仕事を終え、家に帰ると、今度は教材研究をしたり、子どもたちの日記をチェックしたり。そのまま机にうつぶして寝てしまい、気がついたら朝だった、ということもたびたびありました。   
 そんなふうでしたから、無理がたたったのでしょう。腎臓を患いました。これ以上教師を続けたら人工透析が必要な体になり、子どもが産めなくなる、医師からそういわれて、私は泣く泣く教壇を去りました。子どもが大好きで、教師の仕事にやりがいを感じていましたので、教壇を離れてからの私は、まるで「生きる屍」のようでした。重苦しい体を持て余しながら何もしない毎日が過ぎていきます。しかも、私が二度と教壇には立たないということを知らない子どもたちからは、「先生は、いつ学校に戻ってくるの?」と手紙や電話があり、子どもたちとの楽しい日々を思い出しては、ギャップのありすぎる現実に空しさを噛み締めていました。

 そんなときに、新聞の読者投稿欄を見つけて文章を送り、それが掲載されたことで、夫は、私が何かしら生きる目的を持ってくれたらと、文章を書くことを勧めてくれました。そうして、初めて書いた童話の作品が入選し、私は書くことに生きがいを見い出すことができ、童話を書きはじめたのです。
 これまで、「わが子に贈る創作童話」、「絵本と童話のグランプリ」、「ミツバチの童話と絵本のコンクール」などで、応募した作品が賞をいただいたり、作品が出版社に認められて商業出版されたりと、それなりの成果はありましたが、書いた作品すべてがそうして報われるわけではなく、大半の作品は闇から闇へと葬られていきました。
 それでも35年という長い月日を書き続けてこられたのは、書くことが好きだからでした。「もうだめかな」とか「才能がないのかな」と思うことはあっても、「書くことをやめたい」と思ったことは一度もありません。それに、壁にぶつかったときに限って、神様は私に何かしらのご褒美をくださり、それは、私にとって「書くことを続けていいんですよ」と認められたようでした。そして、コラム癲87『努力に勝る天才なし』の中でも書いたように、伝説のチェスチャンピオンの「努力できることも才能のひとつ」「努力し続けることこそ、才能そのもの」という言葉に出合った時、私は確信したのです。「私は書くことが好き」「だから書き続けてきた」「書き続けてきたことはひとつの才能」「好きなことをずっと続けてこられた私は本当に幸せ者だ」と。

 折りしも、イチロー選手がメジャー歴代最多安打記録を更新し、その後のインタビューでこう語っていました(インタビューの言葉をそのまま抜粋)。

 「幼少時代から365日毎日練習。近所の人から、あいつ、プロ野球選手にでもなるのか、といわれて、いつも笑われて、悔しい思いをしてきた。けれどもプロ野球選手になった。何年かやって日本で首位打者もとって、アメリカに行くとき、首位打者になってみたい、といったが、その時も笑われた。でも、2回達成した。
 子どもの頃から人に無理だと笑われてきたことを常に達成してきたという自負はある。常に人から笑われた歴史が、悔しい歴史がぼくの中にはあるので、これからも、それをクリアしていきたいという思いがぼくにはある」

 私はイチロー選手の言葉を聞きながら、先月のコラムで取り上げた物語の主人公たちのことを思いました。「人から笑われながらもずっと続けてきた」そのことが、だれもなしえなかった偉業を達成する。私はあらためて「日々、コツコツと努力を続けることの大切さ」を実感したのでした。誰になんといわれようと、自分がこうだと信じた道を一歩一歩着実に前へと突き進んでいくこと。私も、自分が思うところに到達するまで努力を続けようと思ったのでした。

 さて、そうして続けて書いてきたコラムが、今月で、101回。ということは、先月、めでたく100回を迎えたのでしたが、いつもお世話になっているデンサンのコラムの担当者の方から教えていただいて初めて気がつきました。そのときはもう、すでに原稿を書き終えていたので、今回あらためて自分自身を褒めてあげました。
「コラム100回連載、おめでとう」と。

 2007年の12月に始まったコラムも、今年で10年目。コラムの回数も100回を達成し、書いた原稿は、400字詰め原稿用紙に換算して800枚ほどになります。かつてのコラムNo.23『おてんとう様が見ているからね』の中で、その年の始めのテーマとして「10年筋肉」を掲げました。10年筋肉とは、「すべてのことは10年間努力をした後に達成される」ということです。そのコラムの中で「このコラムも10年続けられたら、すごいことになっているかもしれません」と私は書いていますが、自分自身の中で、すごいことが起こっていることを実感できています。
 コラムのバックナンバーを読み返しながら、あらためてこのコラムを書く機会を与えてくださったデンサンの方々に感謝しました。先月のコラムで書いたように、「自分が一生打ち込めるような好きなことを見つけること」「それを続けること」に加えて、「それを理解し手助けをしてくれる人が存在すること」と書きましたが、私にはこうして自分の思うことを書ける場所を提供してくださる人がいる。そうして、それをたくさんの人に読んでもらえる。それはとてつもなく幸せなことであるとあらためて実感しています。これからももっともっとたくさんの人に読んでもらえるように、日々の努力を続けたいと思っています。いつもコラムを読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます。
2016-07-01 更新
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2007 | 12
著者プロフィール
原田 京子(はらだ きょうこ)
1956年宮崎県生まれ
大学院修士課程修了(教育心理学専攻)

【著書】
児童文学
『麦原博士の犬語辞典』(岩崎書店)
『麦原博士とボスザル・ソロモン』(岩崎書店)
『アイコはとびたつ』(共著・国土社)
『聖徳太子末裔伝』(文芸社ビジュアルアート)
エッセー
『晴れた日には』(共著・日本文学館)
小説
『プラトニック・ラブレター』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『ちゃんとここにいるよ』(ペンネーム彩木瑠璃・文芸社)
『タイム・イン・ロック』(2014 みやざきの文学「第17回みやざき文学賞」作品集)
『究極の片思い』(2015 みやざきの文学「第18回みやざき文学賞」作品集)

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