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みやざき風土記
県総合博物館・県文化課・県立図書館で民俗や文化財、郷土史料等専門的業務に長年従事した専門家が、風土や風俗、伝統芸能、地域史など宮崎の文化を分かりやすく紹介します。
 
No.193 宮崎神楽の地舞2
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会会長 )
(2)西米良神楽

村所神楽
 村所神楽の8番「幣差(へさし)」は、次に続く「大王様」「爺様」「婆様」「七つ面」の面舞の地舞という。保存会では地舞を神の降臨に際しての清めと警護を司り、且つ神の舞に対して介添えを行う役割を果たすとしている。
 先ず、素面の2人舞が御神屋を清め、着面の「大王様」の降臨を促し、続いて「爺様」「婆様」「七つ面」と舞い続き、最後に幣差の後段で舞い納める。つまり幣差は大王様など4演目の着面舞を挟む形となる。「挟み舞」ともいう。
 同様に13番「住吉」は「八幡様」「御手洗様」「獅子」「大山祇命」など面舞の地舞で、4つの面舞が終わると住吉が舞い納める。幣差と住吉は神々の舞前後を挟み、地舞の働きをしているという。つまり村所神楽では「挟み舞」が地舞と同様の役割を担っている。ただ、演目5番に「挟舞(はさみまい)」があり、さらに29番にも挟舞がある。6番の地割から28番手力男命まで23の演目を挟んでいるが、その理由を『西米良神楽』では「聞き及ぶことはなかった」とし、結局なぜ挟むのか理由は分からず仕舞いである。

越野尾神楽
越野尾神楽6番に素面の4人舞「住吉」があり、それは7番の「白稲荷様」の地舞という。白稲荷は児原稲荷神社の祭神で宮司が舞うことになっている。8番は素面の2人舞「幣差(へいさし)」で9番の「赤稲荷」の地舞である。「荘厳(しょうぐん)」は「柴荒神」の地舞、他に挙げると「水神地舞」「大国主地舞」「綱荒神地舞」などがある。
 演目4番に素面の4人舞「初三舞(はさみ)」があり、それは5番「栗三郎」の地舞で、11番「水神地舞」と同じとあると言っており、つまり初三舞と地舞は同じということになる。

小川神楽
 小川神楽演目の3番に「ハサミ」がある。素面の2人舞、素襖と袴を着し羽笠を被る。腰に幣2本を挿し鈴と扇でまう。そこに神主の先導で「八幡様」が舞い込み、ハサミの2人は御神屋下座に控え、八幡が退場すると2人が再び舞って納める。「ハサミ」は「八幡様」の地舞といえる。「ハサミ」は初三舞の意であろう。(略)降神行事を意味する神楽で、三番の最初に舞われるので初三舞といわれる」(『西米良神楽第2集』)としている。
 また、8番の素面2人舞「幣差」は「折立(おったち)様」の地舞、10番の素面4人舞の「住吉」は「御祭神舞(磐長姫)」の地舞であるという。
 銀鏡神楽では初三舞を式三番の初めに舞うことから「はさんまい」といい、「鵜戸鬼神」「西之宮大明神」「宿神三宝荒神」の三神の降居を願う舞としている。ということは地舞と同じということである。
 銀鏡神楽12番の「初三舞」は13番「六社稲荷」と14番「七稲荷」の地舞でありハサミとなると解釈する。「挟み舞」は地言葉で「挟ん舞」、「はさんまい」「初三舞」となるのではないか。米良の神楽の地舞や初三舞、挟み舞について述べたが、いずれも地舞と同じ役割をしていると結論付けた。
2019-08-13 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと)
昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。現在、宮崎民俗学会会長、宮崎県立博物館協議会会長、
(県)みやざきの神楽魅力発信委員会副委員長、(県)伝統工芸品専門委員、
(県)神楽保存・継承実行委員、「米良山の神楽」記録作成調査委員

【著書】
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
『近世日向の修験道』 (鉱脈社)、他

【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史』
『北浦町史』
『日向市史』
『みやざきの神楽ガイド』
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