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グルメの恵み!
グルメに関するコラム集!様々な食の専門家がコラム・情報を掲載しています。
 
No.4 【真】の中にある【心】を信じ
田邊 愛和 ( 松葉鮨
『ねぇ、お父さん。どうしてたまご焼きから事故米が検出されるの?』

汚染米の問題で騒がれていたときに娘の口から発せられた素朴な疑問でした。

『それは、』娘の疑問に対し答えてみたものの、娘の反応は全くと言っていいほど納得がいかない様子でした。そして、次なる娘の声を聞いた瞬間、我ながら“松葉鮨の娘”らしい答えだと思いました。そして、『お前は家の店でのたまご焼きしか見ていないからそう思うかもしれないが、』と、大体のことを説明しましたが、その後も娘はあまり納得がいかない様子でした。なぜたまご焼きから事故米が検出されたのか、という部分に関しては理解を深めた様子でしたが、それでもなお、腑に落ちない部分がたくさんあったようです。そして、娘から出た言葉はこうでした。

食の偽造についてここ数年騒がれ始め、と同時に、なぜそうなる?なぜそうする?と疑問だらけでした。日付の改ざんから始まり、挙句の果てには、口にしてはいけないような物までをも平気で人様へ提供し、そして、腹の中では笑っているようにすら見えるのです。

【食の安心・安全】などと言う言葉が、数多くの場所で見受けられるようになった昨今、改めて思うことは『食の安心・安全というものは、当たり前と言うよりも、人様に何かを提供する者としての大前提条件だ!』と言うことであって、その当たり前、大前提だと感じることですら、そうでなくなっている今の世の中のずさんさに恐怖感さえ覚えてしまいます。

お客様に選んで頂いてこそ、お客様あってこその、会社、店ではないのか。ばれなければいい。そう考えている魂胆に心の底から憤りを感じます。そんなのただの驕りではないか?と思うのです。それを口にしたお客様の未来は?その家族の未来は?また、その会社を信じて日々働いてきた従業員、またその家族の未来は?たった一瞬の間違った判断で、数え切れないほど多くの人たちの未来を壊してしまう。そこまで考えていれば、きっとこんな【食の偽造】なんてことは決して起こることではないように思えるのです。自分の利を優先させ、人のことは後回し。それこそが、【偽造】が生む悲劇の始まりだと感じるのです。

私は10代で東京にて板場の道へと進むことを決め、厳しい修行の中、数年後には既に板長として幾つもの店を渡り歩いてきました。20代前半には宮崎の今の場所へ店を構え、苦労はしたものの、地元の皆様方に愛して頂き、今日まで【松葉鮨】と言うのれんを出させていただいています。今でも、10代の頃に【板場へ進む】そう決めた想いは胸の中でしっかりと生き続けています。だからこそ、ネタにも妥協はしませんし、自分が納得しなければ決して仕入れません。そして、それらを、決して高くはない値段でお客様に提供する。それが、私のすし屋としてのこだわりでもあるのです。そのこだわりは、決してネタだけではありません。米に対してもそうです。(米に関しては次回、機会があればお話させていただきたいと思います)

地元宮崎で獲れた新鮮な魚を筆頭に、天然ものにこだわる理由、それはお客様に笑顔で『旨いっ!』そう言っていただきたいからです。お客様に『旨いっ!』と言っていただける以外に、すし屋としての至福がどこにありましょうか。

時代は流れていきます。その流れの中で、変わらなければいけない部分もたくさんあります。しかしながら、守り通さねばならないことも多々あると思うのです。どんなに時代が大きく変化しようとも、私たちの前には常にお客様がいらっしゃいます。松葉鮨がそのお客様お一人おひとりと向き合うことに【偽り】などと言うものは必要ないと私は考えます。真の心で向き合うからこそ、そこに信頼関係が生まれ、そして、愛して頂けるのだと思うのです。どんなに巧みな技で本物に見せかけようとも、それは、本物により近い【偽】であることに変わりはありません。



松葉鮨を愛してくださっている、そして、これから愛してくださるであろうお客様お一人おひとりに対し、松葉鮨は今まで通り【真】で進んでいきます。勿論その【真】の中には【心】もしっかりと含めながら…。

40年余りの松葉鮨と言う歴史に驕ることなく、常に初心を忘れずに、また今日から一歩一歩をお客様と一緒に歩んでいきたいと思っています。

一期一会を大切に、全てのお客様との出会いに心から感謝をしながら、お客様に『松葉鮨を選んでよかった』と言って頂けるよう、今日も一貫いっかんに心を込めて握ります。それこそが松葉鮨の【真】の中にある【心】の路だと信じています。

2008-11-07 更新
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